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数学本ってサクサク読破出来るもんじゃない💦

一冊きちんと読破した数学書ってどれくらいあったかなぁ…。
自宅の書棚には400冊も並んでるけどね🤣

大学教員、出版社で数学本のプロデュース経験もある私の告白❣
(マウントではなくその逆…)

(難易度⭐)

そういえば学生時代、微積分学や線形代数などの基礎科目の教科書って読破しました?試験に出る箇所以外読み飛ばしてる学生は肌感覚で99%かな…(勿論自分もそうでした😅)。そもそも数学書って小説や実用書のようにスルッと読破できるもんじゃなくて、マジメに読めば1行に数時間ってこともあるあるです💦かと言って、めんどくさっ!と無視して進むと後になってその部分と似たところで結局ひっかかる。

私は
数学を勉強するということは、数学の本をきちんと読むこと

だと考えてます。

受験勉強であれば「数学の勉強=問題を解く」っていうのはある意味正しいけれど、大前提として教科書の内容をキッチリ理解した上での話ですよね。高校までは、学校や塾、市販の参考書など、"内容をキッチリ理解"という大前提を保証してくれる仕組みがちゃんと与えられてます。

しかし大学の数学は…内容自体が急に難しくなることに加えて"内容を理解"させる仕組みが中途半端になります。統計学をはじめとする実用的な数学の多くは大学の内容なので、必要に迫られて勉強する社会人にはツライですよね。

ではどうすればよいかというと、やっぱり数学の本を読むことです❣
とは言え忙しい社会人が数学書を何冊も読破するのはハードルが高いので、それでお勧めなのが、教科書1冊7割の理解で良いから読破することをお勧めします。
㊟教科書とは大学で教科書に採用されている本。ググれば何冊かヒットします。

ただ、教科書って(普通は)良い本なんだけど

教員が使いやすい≒くせのない≒無味乾燥(味気ない)

というチョイスになりがちで、楽しく読破するのは難しいです。それで教科書の分かりにくい部分を補うために副読書を何冊か買うことになるのですが、分かりやすさは個人の知識レベルや理解力によるので、大抵は「やっぱり分からん🌀」ってことになるようです。分かった一部の人が「この本分かりやすい」ということをSNSにあげるのでしょうが、とにかく自分にフィットした副読本に出会ったらラッキーです💖

数学書の書影を10何冊か並べて「勉強記録‼これだけ読みました+簡単な書評」的な投稿してる方々は素人ではない、もしくは「実は初めの1/5は読んで分かりやすかった(後半は読んでないっしょ?)😎」って邪推してしまいます私。

自分が出来ないので、軽く嫉妬…。すいません!


最後に、統計学を勉強したい社会人(学生さんでもOK)のヒントになるようなプレゼンをして終わりにします。

統計学の基礎を勉強するための本をきちんと読むことです!
色々なタイプの統計の本があるけれど、どう組み合わせるかがポイント。
仕事で必要なときこそ、ビジネス書やハウツー本を読む前に基礎を勉強しよう❣
結局、それが統計学を理解する一番の近道であり、身に付く。
基礎を理解するには教科書を6~7割理解すれば十分。
そのために自分にフィットした副読本に出会うことは重要。

ポイントは、7割の理解でも読破した本はその分野の自分の軸となるということです。1冊そういう本があれば、その後の学びはグンとスムーズになります(私はそうでした)❣

ではまた~👋


㊟「統計は数学じゃないよ!!」っていう話はここでは目をつぶることにしましょう😀


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