ROWだけだと、普通のビジネスマン。
どうも、Kengoです。
昨年からコーチングを受け始めたのですが、人生や事業の意思決定や目標達成において非常にインパクトのある体験だったので、今年は自分がコーチ側に立てるよう学んでいきたいと思い、このNoteを更新しています。
(前回のnote)
これからコーチを目指す方や、コーチングを受けたいと思ってる方などの参考になれば幸いです。
ちなみに、このNoteではゴーゴーケンゴとしてではなく、Kengo表記のアカウントと連動させて更新するので、ぜひこちらのTwitterアカウントもフォローお願いします。
このNoteは、ZaPASSコーチング養成講座第8回のポイントをまとめたものになります。
⑴GROWモデルをおさらい
G=ゴール。夢や目標
R=リアリティ。現状把握
O=オプション。選択肢
W=ウィル。次は何をしますか?
GROWモデルとは質問のフレームワークで、上記の頭文字を取ったものでしたね。
具体例はこちらの記事に書いてるので参照してください。
基本的には、このGROWモデルに沿って質問していくのですが、この中でも最重要なのがG(ゴール)の質問です。
今回の講座の一番のポイントはここでした。
『クライアントの中でゴールが明確になれば、あとは勝手に進んでいく』
詳しく解説していきます。
⑵ROWだけだと、普通のビジネスマンの会話
Gの質問がいかに重要か?ですが、逆にGの質問が無い場合を見ていきましょう。
R=現状どうですか?
O=改善策は何がありますか?
W=何から着手しますか?
ビジネスマン的な会話ですね。
一見すると何も間違ってないように見えますが、これの何が良くないのでしょうか?
それは、クライアントがすでに見ている景色にしかアプローチできないということです。
「現状どうですか?」というRの質問から入ってしまうと、クライアントは現状について考えるので、それ以上に思考が発散していきにくいんですね。
では、Gの質問から入るとどうなるか?
G=その事業のゴールはなんですか?
R=現状どうですか?
O=改善策は何がありますか?
W=何から着手しますか?
ストレートに「ゴールはなんですか?」と聞いても良いわけです。
すると、クライアントの頭の中では未来について意識するので、思考が発散していきやすいと。
では、仮に「ゴールは業界シェアNo.1を獲ることですね」と返ってきたとしましょう。
ここですぐにRの質問「なるほど。現状はどうですか?」と返すのは非常にもったいないと。
じゃあ、どう返すか?
「業界シェアNo.1ですか?」とおうむ返しをしても良いわけです。
すると、クライアントは「なぜ、業界シェアNo.1をとるのがゴールなのか?」答えてくれるでしょう。
そうやって、キーワードを拾ってゴールのイメーシを拡げていくと。
そこに重ねて「もし、もっとなんでもアリだとしたら、どんなゴールになりそうですか?」と拡大していっても良いわけです。
このように、ゴールを広げるのがコーチの役目だと言っても過言じゃありません。
ここの、ゴールのイメージがクライアントの中で明確になって初めて、ROWの質問が進んでいくと。
『ゴールを拡大しきってから、輪郭を捉えていく』というイメージです。
クライアントのゴールを1つの映画だと認識して、「そこにはどんな登場人物がいるのか?」「その場所はどこなのか?」「どこになにがあるのか?」という視覚化に関する部分にスポットライトをあててみたり、カメラのアングルを変えて「〜さんから見たらどうですか?」「〜さんの隣にいる人は何て言ってますか?」という視点を変えてスポットライトをあててみたりすることで、徐々にクライアントの中にあった”ゴール”の輪郭がクリアになっていく感覚です。
(引用:ゴールの輪郭を捉える質問とは?)
⑶実際に使用したテンプレと所感
▼テンプレ(気持ちを込めて)
1、コーチングを学んでどんなコーチになりたいですか?
2、もっと、なんでもありだったら、更にどんなコーチになりたいですか?
3、その未来を望んでるのはなぜですか?
4、その未来を富士山の頂上だとしたときに今は何合目ですか?
5、さらに1合分あがるためには、どんなアクションが取れそうですか?
6、他にはどんなアクションが取れそうですか?
7、チャレンジングだけどチャレンジしてみたいアクションはなんですか?
8、じゃあ、それやってみましょうか!
講座内で実践したペアワークのテンプレがこちらです。
上から順に質問していくわけですが、ただ単に質問してもインパクトは感じられません。
が、このテンプレに4つの傾聴スキルを加えるだけで、想像以上にパワフルなセッションになります。
ここは、実際にやってみるしかないのですが、気持ちを込めてやると、より変化があり興味深いです。
特に、2と3の質問はゴールの拡大なのですが、コーチがクライアントの可能性を心から信じていれば、おのずと質問に力がこもります。
P.S
こうして、Noteでまとめてみるとコーチングがいかに実践練習あるのみかということを痛感します。
コーチングスキルはテクニックやスキルというより、人格的な面が大きいので一朝一夕では身につかないなと。
日々精進です。
以前の記事はこちら。
普段カンボジアのカフェで1杯3ドルのコーヒーを飲みながらnoteを書いてます😌受け取ったサポートは全てコーヒー代に充てさせて頂いてます。いつもサポートして頂いてる方に感謝です🙇♂️