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グルコーストランスポーター1欠損症

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グルコーストランスポーター1欠損症&知的障害の子との生活。体調を保つために、糖質制限(ケトン食、修正アトキンス食)を続けています。てんかんもありましたが、発作消失から3年経ち、減…
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#リハビリ

障害者の訓練のゴールは健常者ではない

障害者の訓練のゴールは健常者ではない

持病と障害のあるニンタは、1歳半を過ぎたくらいから、療育を受けてきた。最初は歩くこと。次に食事の練習。それからルールを守って行動すること。集団での遊びや行動に慣れること。自分の言葉で要求を伝えること。感情のコントロール。手先の不器用さを克服すること。体幹の弱さを補うこと。いくら書き出してもキリがないが、そういうことを遊びを通して学んでいくのが療育だ。

実際はどうか知らないが、その療育を細分化した

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自転車に乗れなくても生きていけるけれど

自転車に乗れなくても生きていけるけれど

うちの2番目の子、ニンタ6歳。ニンタには知的障害があり、運動もとても苦手。自立歩行はできるが、長く歩くと疲れてしまうので、4歳当時、大きな駅では電車の乗換などで歩ききることができなかった。

4歳というと15キロくらいだったろうか。私では抱っこの移動ができなくなった。そこで、まだベビーカーを利用していたが、体がどんどん大きくなってはみ出して、ベビーカーのタイヤに足がからまってケガをしそうになる。

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「やってみる」時は「出来る力」がたまった時

「やってみる」時は「出来る力」がたまった時

前回「自転車に乗れなくても生きていけるけれど」という記事を書いたときに、一箇所ひっかかっているところがあった。

運動が苦手なうちの2番目の子、ニンタが小学校にあがり、でんぐりがえしに挑戦することになった部分。

そして、3人で競うようにでんぐりがえしをすること数日、とうとうニンタも補助なしでまっすぐにでんぐりがえしを成功させた。一番喜んだのはいっちゃんで、「おかあさん、なんでもっと喜ばないの!」

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