ラグビーワールドカップ2019 一番の思い出

"思い出"と書くと、最前列で試合を見たとか、選手と話をしたとか想定されるかもしれないが、今回はもっとほっこりする思い出について綴りたいと思う。

それはW杯最終日の電車内での出来事だ。
大半の人からしたら、しょうもないことかもしれないが、私としては記録・記憶に残しておきたくてここに綴りたい。

ラグビー決勝の2019/11/2(土)。
当日は南アフリカ共和国 VS イングランドの試合が日産スタジアムで行われていた。

そうとは知らず、私は予定を終えてJR目黒駅から品川方面の最終電車に乗った。
電車が到着し、扉が開いた瞬間、陽気な音楽が聞こえて来たと思えば、地べたに座って寝込んでいる人もいて、南アフリカとイングランドのファン同士がいじりあったり、それを動画で取って笑い転げている人もいて、中々にカオスな状況だった。
(もちろん彼らはお酒の飲み過ぎで酔っ払いすぎている)

日常の日本にはない風景で、日本ももっとこんな感じで日常から過ごしていたら、素敵だな〜とも思ってしまった。

段々人が降りていく中で、慣れない英語を一生懸命使って、1人の中年のイングランド人(以下。A氏とする)になにか説明をしようとしている中年の日本人女性がいる。

困っていそうだったので、一旦その場で耳を立ててみると、男性はどうやら、どこで降りたらいいか分からないらしい。

女性も相当頑張っていたが、若干やりとりが噛み合っていない様に感じがしたので、A氏に声を掛けてみたところ、どうやら、イングランドから日本にワールドカップを見るために、兄姉3人で来ていてたのに、ゲーム終了後の混雑の中で彼らとはぐれた上に、相手の携帯電話が切れており、連絡も取れないそうだった。

A氏は、会場の流れに合わせて、よく分からず電車に乗ったが、どこに向かってるかも、ここがどこだかもよく分かっていなかった。
ここで、このままではA氏が終点で途方に暮れてしまい、困り悲しむ姿が想像出来てしまった。それは、まずい......と。

途中で女性が降り、結局1人で話すことになったので、このまま終点まで行っても、駅員さんも困るだろうし、車内の人は無関心そうだし、宿泊先がないのは、折角日本に来たのにつまらない思い出に変わってしまうと思い、気がついたら、
“Would you like to stay over at my house ? If you don't mind.”
と口走っていた。
(英語があっているかも心配だったが、フィーリングで理解してくれていた...!うれしい。)

自分でも、初対面で会って10分くらいの外国人で、名前も知らないし、どんな人かも未知な中、相手は日本語が使えず、私も英語が儘ならないという状況下で家に泊めるという行為に出たことに、一種の驚きを覚えていた。

その後、日本語が話せるアメリカ人(B氏)の方が、入ってくださり、やはりホテルにいきますかと。いう話にまとまったので、近くのホテルに行ったところ、W杯の影響かつ時間(1時過ぎ)の関係で、23区内全部満席です。と言われてしまった....
(23区内満席って逆にすごいw)

なので、結局家に泊めることになったのだけど、B氏とももっと仲良くなりたいなと思い、連絡先を交換して、別れた。
近々飲みに行きたい。

そして、帰宅後、長旅なので、安眠を取って頂きたいと思い、自分のベットで寝て頂いた。
起床後は、目的地までの行き方を教えた上で、駅まで一緒に行き、駅のホームで別れた。

折角のご縁なので、今後も何かしたお話したいな〜と思い、連絡先を聞いたところ、SNSはやっていなかったので、メールアドレスを聞いたが、
“ Please come out and hung out In England someday!“
の言葉と合わせて住所も残してくれていた......!
2月に英国行くか迷っていたので、さらに迷ってしまった….!笑

でも、何か喜んで頂けたみたいで心底嬉しいと思った。
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というのが、私の今回のW杯一番の思い出。
(写真を撮り忘れたのが痛恨のミス…記憶に残していたかった….)

普段シャイであんまり人と話したり、迷惑かけたらいけないと思って人に相談できないのは、直さないとだけど、こうやって何かしたことで喜んでくれる姿を見るのはすごい好きなので、今後も困っていそうな人(特に海外から来た人)には積極的に声かけてこうと思ってた出来事。

もっと言うと、"幸せの循環器"になるような人になりたいとずっと思っていて、利害関係とかなく、困ってる人はお役に立ちたいし、見返りも求めないけど、自然とその人が、別の人に同じ様に手伝っていき、幸せが循環していったら、いいなって思う。
このタイの保険会社のCM好き。
https://www.youtube.com/watch?v=uaWA2GbcnJU

あらゆる場所で、相手を思って行動する人が増えたら、もっと社会もよくなるなって信じてる。
そんなことを思った週末。
散文失礼しました。