小学校の時の教頭先生

中庭の池の鯉にえさをあげるのが
好きな先生だった。

花壇のお花の手入れも好んで
良くされていた。

担任の先生がお休みのとき授業時間にお話をして下さった。
学校の図書室で借りました。と
いっておられた。

お話はどのお話も面白く
皆楽しんで聴いていた!

その授業時間はすぐに過ぎた。

みんな満足だった!

担任の先生がお休みの日は
教頭先生が来てくれるかも知れないので
皆そわそわしていた…
いつ来られるか分からないし
今日は忙しくって来れないのでは…と
皆心の中で思っていた。
言葉に出して本当に来れなくなったら
残念だからだ。
昼休みになってあきらめたくないけど
今日は教頭先生はこれないのかな…
そう頭をよぎったりしていたら
5時間目に本を持って来てくださった!

皆嬉しくって静かに出来ずにいても
教頭先生は静かにしなさい。とは
おっしゃらなかった。
気付いた活発な男子が
しずかにしろ〜! 話ししてもらえへんぞー!
と、号令をかけてくれた。

直ぐに皆静かになって…。
教頭先生は皆が落ち着いたのを
眺めて微笑むと
話を始めて下さった。

あの頃の学級は本当に楽しかった。
教頭先生とクラスメートとの時間も
とても素敵な思い出だ。

素敵な夢を見たように今を生きて行きたい。