「 楽々人生号、出発進行! 」

何人かのお客様が
乗っている。
それぞれの時間を
すごしておられる。

発車する少し前
ひとりのお客様が
乗ってこられた。

車掌さんと
何か話しを
なさっている。

「わかりました。
素敵な海に行きましょう。」

そのお客様は
窓際の気に入った席にすわった。

車掌さんは
運転士さんに
イメージで
素敵な海を伝えて
汽車は動き始めた。

気がついたら
海の中にいた。
汽車は
海の中
汽車の中も
海になっていた。

窓もドアも
あいていて
出入りは
自由だ。

ウミガメが
あいさつをしに
やってきた。

「皆様こんにちは。
楽々人生号のお客様は
海の中も
自由に行き来できます。
海の中を
楽しんで下さい。」

車掌さんも言った。
「僕も楽しみます!」

それぞれの
海の素敵な
時間が
始まった。

素敵な夢を見たように今を生きて行きたい。