マガジンのカバー画像

生活記録

34
運営しているクリエイター

#生活

三月某日 書く速さ、読む速さ

三月某日 書く速さ、読む速さ

「あれはゆっくり書かれた本だから、ゆっくり読めばよいと思う。」

谷崎潤一郎の『細雪』について、尊敬する先輩がそう言った。

彼は文学の愛好家であり、同時に物語の書き手でもある。
本は読み手一辺倒、表現も発想も世界観も乏しいわたしからすれば、到底思いつかない文学の楽しみであった。

三月某日 書店「世界のジオラマ」

三月某日 書店「世界のジオラマ」

久しぶりに、都心の大型書店に足を運んだ。ワンフロアすべてが外国語の本で埋め尽くされた、某本屋である。
ほんとうは、階下の家具屋に用があったので、ついでついでに立ち寄った。
(さて、どこの書店でしょうか?正解は最後に。正解された方には、心の中で拍手を送ります。ご一報ください。)

本がたくさんある。なんといっても書店である。大量の本と、それらを収めるだけの書架が所狭しと並んでいる。

本のうち2~3

もっとみる

三月某日 レコードだっていいじゃない

えっもう2月終わったんですか!?わたしの記憶ではとうとう1度もnoteを更新しないままに、新しい月を迎えてしまいました。亡き2月に合掌。

……よもや、と思い確認したら、1件だけ投稿してましたね。忘れられた書き物に、再び合掌。

あんなに威勢の良かった冬も何処となく落ち着いて、舞台袖からチラチラと春が顔を見せる季節になりました。例によって花粉症の煽りを食って、なんとなくボーッとフワーッとしておりま

もっとみる