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Thailand and Cambodia

英語表記にしてみるとちょっとかっこいい気がする。
2023年9月、タイ7日間、カンボジア2日間の旅をしてきた。
記憶が新しいうちに文章に残しておきたい🇹🇭🇰🇭


そうだ、タイに行こう

2023年8月中旬のある日。まるで"そうだ京都、行こう"みたいな勢いで友人Mとタイに行くことが決まった。約半年ぶりに会って、休職していること、最近は元気になってきたから9月はどこかに行きたいと思っていることを話した。
ふとタイに住んでいる共通の友人Hに会いたいな、そんな話題から、え、行っちゃう?Hに電話するとタイミングよく出てくれて「いいよー」と話が進んだ。
Mはタイ行きのために即リスケをしてくれて、たったの2時間で航空券を取っていた。出発は3週間後。こんなことあるんだな。

せっかくならアンコールワットも

タイに行くならせっかくだしお隣のカンボジアでアンコールワットを見たい、と私が言うと、「イイネ」の一言でカンボジア行きも決まった。
いつだったか、教科書で見たアンコールワットが忘れられなかった。
世界遺産のパワーはすごい。

タイで過ごした7日間

観光onlyではなく、この旅には目的があった。
タイに住む友人Hは現地の学校で日本語教師をしている。
Mは小学生の頃から茶道を習っていてプロの域。Hの勤める学校で茶道の授業をすることが大きなイベントでもあった。2日間学校にお邪魔して、中学1年生~高校2年生、計5コマの授業を行い生徒さんに茶道を体験してもらった。私は補助的人員。子ども達の前で話すHは"先生"をやっていてかっこよかった。英語で茶道について話すMはかっこよかった。
ふたりとは長い付き合いだけど、新しい一面が見れたことが嬉しかった。子ども達はそれぞれ個性があって可愛くて癒された。

土日は3人で遊びに行って、ワット・アルン、ワット・ポーを王道のタイ服を着て観光した。マハナコンタワーといういかにもジェンガの途中みたいな78階建てのビルに登ってバンコクの街を眺め、日本とは違う大都会の景色に感動した。世界の広さを感じた。マーケットでタイパンツを買ってタイ料理は全制覇したくらい美味しいものを食べ続けた。イチオシのタイ料理はティップ・マサイのパッタイ。卵で包んでいるタイプ。そしてこちらのお店のオレンジジュースがめちゃくちゃ美味しい。果肉ゴロゴロ。お店で飲んで、美味しすぎてお持ち帰りもした。

Hが授業の日はMとアユタヤやワットパークナムに行き観光客を満喫した。
タイの人は優しい。移動は全てGrabというアプリでクレカ決済なのでぼったくりもなし。と安心しきっていたら同じ名前の駅だからと変なところで降ろされて(西武新宿駅とJR新宿駅みたいな。それのもっと距離がある版)少しショックだった。でも海外っぽいなって思った。人間だもの、色んな人がいるよねぇ。Google mapで目的地はしっかりと見ておくことを学んだ🗺️

どこの国にもヲタクはいる

Hはアイドルが好きで、ちょうど私たちがバンコクに滞在中にBNK48がミニコンサートをすることになった。ギンガムチェックが新曲として発売されるイベント。ヘビーローテーションに合いの手を入れるオタクのみなさま。強烈だった。ちょっと付いていけなかったけどみんな楽しそうで推しが目の前にいるってそりゃ嬉しいよね。タイ語は分からなかったけど楽しかった。チャープラさんというもうすぐ卒業してしまうけどBNK48の支配人をしている女の子を好きになった。

マッサージ屋さんでは足を洗っていただける

タイのマッサージは安い。7日の滞在で3回お世話になった。初めてマッサージ屋さんに行ってびっくりしたのは、足を洗う場所があって、自分で洗うのだと思っていたらお店の方が洗ってくださった。歩き疲れたその足を洗っていただくのはなんだか忍びなくて申し訳ない気持ちになったけどこしょばくて笑ってしまった。1回目のお兄さんはゴッドハンドで最高に気持ちよかった。足裏に溜まった色んなものが全身から流れ落ちる感じ。その日の夜は過去最大に気持ちよく眠れたんじゃないかってくらい(大袈裟ではなく)最高に熟睡して快眠で質の良い眠りだった。お兄さんありがとう。またタイに行くことがあれば指名させていただきたい。

前日に観光ビザが必要なことを知る

タイ・バンコクに7日間滞在し、さて明日はアンコールワット。
アンコールワットに行くにはシェムリアップ国際空港を利用することになるが、まあ行けばなるようになると思っていて前日に明日の予定どうしようかなって調べたら入国するのに観光ビザが必要だと知る。
そのために入国前にドルが必要だと親切なブロガーさんが説明してくれていた。
9月は閑散期なため、現地でのビザ申請はスムーズだった。日本の大使館でビザを取得、またはオンラインで取得する方法もあるが、費用面では現地の空港が一番低コストである。混んでいる時期は事前の申請が良さそう。

アンコールワットの偉大さ

思っていたよりも何倍も感動した。圧倒圧巻の嵐。凄すぎて言葉を失う。
本当に多くの人に行ってみてほしいと思った。テンションが上がりっぱなしだった。悩みがある人は来るべきだよね、Mとそんな話をした。悩みがなくても行ってみてほしい。心を支配してしまうくらい苦しいことがあったとして、でもアンコールワットに行くと考え方が変わるんじゃないかってくらい、偉大な場所だった。これまで訪れたどんな建造物よりも広い。よく広さを例えるときに東京ドーム何個分っていうから調べてみたら東京ドーム40個分らしい。けどやっぱりピンとこない。建物は全部石。30年かけて造営されたそう。歴史ってすごいな。中学生とか高校生で来ていたら世界史に興味持って成績上がったんじゃないかとか思う。
何個かある出入口のひとつに門番みたいなお猿さんがいた。人間慣れしていて、お猿さんのすぐ横を気付かず通過していく人もいた。きっとここを守ってくれているお猿さんなんだろうねって話した。トゥクトゥクの交渉はGrabを見せてこれより安くしてくれる?が最強だった。おじさんはとても安くしてくれて良い人で笑顔が素敵で、Mはお礼にお手紙を書こうと言った。Mのそういうところが好き。

一期一会

「一期一会」と聞くと、ズッ友!のイラストが思い浮かぶのだが、茶道の授業でMが子ども達に話していたことが印象に残っている。
Tea ceremonyでの出会いは人生で一度きり。気持ちを込めてお茶を点てることは、相手に対して誠意を尽くすこと。
Mが生徒達に話している姿を見て私は仕事のことを考えていた。
茶道の心得は色んな場面に置いて通ずるものがあると思う。一度きりの人生、目の前にいる相手に対して精一杯の誠意を尽くせるか。私は職業柄happyな出会いをすることは少なくて、むしろ人生の窮地に陥った時に登場する人だと思う。でも自分と出会ってくれたことで、その人の人生にあらゆる選択肢を提供できたり、大切な決断に寄り添えるのであればきっとそれは尊いことだとも思う。

MとHとはもう13年くらいの付き合い。自由で楽しいことが好きでおちゃめで自立していてかっこいい生き方をしている2人と出会えて良かったと改めて思った。

屋久島とアンコールワットの写真を並べて飾ったら私はきっと無敵だ。

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