ハジマリのイロのまま

ふと出会った最悪の出来事が
短い時間
頭を止めて
住み慣れた家
行きなれた場所
持っているもの
最初の色にタイムスリップさせた
味わい深く
おいしい時間の頃の色

過去にしまわれたままの問題の数々に
納得のいく解答はされないまま
退屈と恐怖の間で
無関係でいようとして
自分に叱られる
そうじゃないと

逃げるようにして
受動的に詰め込む情報のすべてが
今ほんとに欲しいものじゃなくて
ただ遠ざかるためだけの
それらに
意味など見いだせはしないんだ

わかるのは
ただ
ほんとに過ごしたい時間
在りたい自分とは
これじゃないということだけ
でも
その気持ちが大事にされることで
また
出発は出来る

頭が真っ白になるほどの
無邪気の閃光が
心をはみ出して
三次元の世界を照らした
実態無い自分を真ん中に
進む道のりには願いの未来と
祈りの夢が編み込まれている
一歩から侵入してくる
ゾワッと揺さぶる感覚を
逃げずに堪能してから
蹴りだそう

例えば人前で
派手に転んだとして
いったい誰がほんとにバカに出来るのか？
僕らは等しく挑戦者
今日まで高めた自分を誇らしく
寝転びながらも捨てずに
起き上がりに使うんだ

ほんの少しづつしか
見えてこない糸口をヒントに
さらに手繰り寄せるヒカリまでの地図を
胸に
深く刻んで
今日出来ることの最高までを
明日の自分にバトンタッチ
出来ればいいな

うん
やるんだ

やるだけやって出来なかったのと

やらなくて出来なかったのは違うと

今日も明日も
自分に伝えながら

ほら

また味わい深い
ゾワゾワと入り込む
ザワザワと胸の中泳いでる

答えはいつも今
そして胸の中に

今幸せであること
そして
これから出会う幸せに
心を開いて

ハジマリのイロのまま

受け取って生きてく今日にしよう