BILLY ELLIOT 2024(18)大発見!吉田鋼太郎さん現れる!
昨日の公演はカムイビリーに絞ってから14回目の観劇になります。
今回の客入りは1階席は満席状態でしたが、2、3階席は空席がありました。客層は30代、40代が多く華やいだ印象でした。
今回の私の座席は通路側(花道)の10番 で俳優さんと大接近できる特等席です。
なぜ、この特等席が良いのか?
帰宅後、YouTubeの動画を観ていると、さっきの今、私のすぐ横に居た人が映っているという新感覚を味わうことができるからです。
では、11番でもいいじゃないかと言われそうですが、次のような決定的な違いがあります。
11番でも接近はできますが10番の方が良いです。何故なら舞台に向かって右側の座席3脚分が通路になっているからです。中央席でも前の席のお客さんの頭で見切りが生じてしまう場合がありますが、10番ではその心配はありません。開放的で舞台に集中できます。体調不良のときにはお客様に迷惑をかけないで動くこともできます。もし、再、再、再演があって会場がブリリア だったら中央席よりもこちらの席をお勧めします。何列目かは座席表を見ればすぐ分かります。
私が着席して毎回行うことは客入りと客層を調べることです。だから後ろを向いてキョロキョロします。「何やっとんの?」とビリーに咎められそうですが今回は大発見がありました。
スモールボーイが入場する1分前くらいに吉田鋼太郎さんが0列
の11番席に着席されたのです。
その後、普段とは違うことが起きました。「M-8 Angry Dance」が終わったすぐ後、0列11番は空席でした。 お客様が動きだす前に退席されたようです。
ACT-1のカムイビリーの動きにも著しい変化がありました。白鳥(黒鳥)の影絵とマイケルが着せたがっている服を拒む動作をはしょったのです。
それに25分間の休憩中に撮影クルーが来てカメラを設置していました。
何か変だと思いながら自分の席に戻ってACT-1の出来事をメモっていました。時計の数字が消えたのでスマホの電源を切り後ろを観たら吉田鋼太郎さんが0列の11番に着席し隣の小さな少女と和やかにお話しをしておられました。多分少女の隣には彼女のママが…
この姿を観てプライベートだと思いました。
さて、毎回お馴染みのハプニングですが、この日もありました。一つ目は鉛筆を落としたことです。でも、このミュージカルは秒単位で進行しているので感傷にふけっている時間はありません。「M-2 Shine」ではバレエガールは30秒で着替えを済ませなくてはなりません。想像するに舞台裏は戦争状態だと思います。
二つ目はカムイビリーの鍵咥えです。私が観劇した中では2回目ですが、何かこれも有りかなと思わせる俊敏さが秀逸でした。
タップダンスをしながらの縄飛びは完璧でした。鍵の跳ね上げはこの高難度の縄飛びよりも難しいかもしれません。
ハプニングの三つ目は「M-13 Electricity」のフィニッシュです。少し滑りましたが、よく持ちこたえました。あの雪の材質が少し気になりました。
ハプニングの四つ目はカーテンコールです。これで全ての謎が解けました。
いつものように2度目のカーテンコールでスタンディングオベーションをしましたが、何と益岡徹さんがマイクを持って話し始めたのです。彼は2017年の初回からビリーのお父さん役を演じています。Wキャストの相手は、そう、吉田鋼太郎さんです。その鋼太郎さんが舞台の袖から出てこられたので私はおったまげてしまいました。カムイビリーが劇の一部をはしょったのはこの時間を確保するためだったのです。
撮影クルーはTBSでこのハプニングではなくサプライズの映像が欲しかったのだと思います。
吉田鋼太郎さんは5分置きに泣いたとおっしゃっていましたが、あながち間違いとはいえません。安蘭けいさんと大月さゆさんのデュエット、益岡徹さんのフォークソング、阿知波悟美さんのソロ、アンサンブルの力強い歌声、そしてカムイビリーの「The Letter」や「Electricity」の情感豊かな美声とダンス、どれをとっても秀逸でした。
5分置きに泣く感性豊かな鋼太郎さんはカムイビリーに握手を求めましたが、彼は舞い上がっていて手が出せませんでした。益岡さんに促されてやっと握手ができ、そしてハグも。彼のご両親が一番喜んでいると思います。吉田鋼太郎さんの偉大さをよく知っているからです。
さあ、カムイビリーとは後2回でお別れです。10月25日の公演が最後ですが2、3階席は学生席なので打ち上げとして申し分ありません。明日の公演も楽しみにしています。