日露戦争必勝アイテムとしてのしゃもじ
ありとあらゆるニュースを『ゴールデンカムイ』に結びつけよう! みたいになっていますが。ご安心ください。アニメ放映開始したらそうはなりませんので。
あのしゃもじのまずさを考えていきましょう。
日露戦争は、ウクライナもロシア側
ロシアとウクライナの区別というのは、日本人だと難しいもの。私も自信がありません。ゆえに日露戦争当時のことを忘れて、かえって侮辱するようなことをしています。
日露戦争って、そもそも“勝利”なの?
江戸時代――日本人は黒船来航以前から、むしろロシアを警戒していました。
幕末となり、幕府はロシアと、うさんくさいイギリスを警戒し、消去法でフランスと手を組みます。ところが血の気の多い兄ちゃんたちが揃った側は、「幕府を倒してキミらが政権握っちゃいなよ!」とイギリスに誘われるとホイホイ乗っかります。そして明治維新。イギリスとしては、日本という“パシリ”に東からもロシアを叩かせるという戦略が当たって大喜びでした。
日露戦争までは、ズバリイギリスの思惑通り。そもそも勝利と言っても、英米主導で講和に持ち込めただけのこと。ゆえに民衆も「日清戦争ほどボロ儲けじゃねえぞ!」と怒って日比谷焼打事件を起こしたわけですね。
英米のマスメディアが過剰に日本勝利と煽ったから、当時の世界も騙されましたが。もっとも、アジアの勝利に浮かれた諸国もすぐ、これはアジアの勝利ではなく、西洋列強最後尾に日本が加わっただけだと学んだわけですが。
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