『らんまん』第52回 “もののあはれ”で花を愛でたい
万太郎は、あとちょっとで植物学に一歩を刻めると確信しています。竹雄も試し刷りを見て驚くのでした。
印刷手段は確保した
ここに大畑義平が入ってきて、竹雄が挨拶すると万太郎に助かっていると素直に語ります。江戸っ子はいったん打ち解けると信頼してくる。しかもお金まで払ってくれていると言おうとして、口ごもります。そして夜食のうどんを勧めてきて、相手の返事も待たずにイチに頼んでしまいます。江戸っ子は短期だなあ。
ここで万太郎は話を切り出します。
やっと納得できる一枚が印刷できたということで、目的達成。辞めるのかと義平が驚くと、イチがうどんがないと入ってきて、義平が「うどんなんかどうだっていい!」と怒鳴ります。
「万さんが辞めるってよ!」
そう義平が言ったもんだから、イチはうどんでなくて蕎麦ならあると言い出すし、義平は怒るし、佳代も叫ぶし、みんな寂しがるし。沸き立つ江戸っ子を落ち着かせるために、万太郎は仕事を注文したいと言います。植物学会会報誌の印刷を頼むというと、イチがすごみます。
「置き土産かい?」
この鶴田真由さんの迫力よ。万太郎が否定すると、「じゃあやるよ」と引き受けます。これぞ江戸らしい女将。土佐のタキとも一味違う。
すっかり万太郎は印刷所の仲間になりました。認められたのです。
標本検定完了!
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