見出し画像

『おかえりモネ』第68回 父がやってきた

 モネにふれようと菅波が不器用に手を伸ばすと、そこへ耕治が入ってきてしまう……菅波は野生動物のように怯える態度を見せるのでした。

先生、牡蠣のアレルギーはどうしたんですか!

 耕治と龍己は築地まで牡蠣を持ってきまして。汐見湯は牡蠣パーティになります。龍己を中心としたテーブルは、思い出話をしていて和やかなのですが。
 となりのテーブルは菅波と耕治でぎこちない。菅波は思い詰めた顔で、牡蠣を一気に飲み込みます。三回食べて三回当たったんじゃないかとモネが心配しますが、強がっています。タイプ的に食べたあと吐き気と腹下しがくるんじゃないですか? でもこれも心境の変化です。登米時代はモネのことより自分を優先して断ったけど、今はそうできなくなった。
「大丈夫です! お父さん」
 そう言ってしまったものだから、耕治は憮然としています。なんだ、お父さんとは、どういうつもりだ? そこへ明日美も帰宅して合流です。明日美は耕治と龍己がいて驚き喜んでいます。

父、娘を心配する

 亀島では未知と亜哉子がお留守番中。お互いに行けばよかったと思っている様子。未知はお父さんとおじいちゃんが喧嘩しちゃうと言っています。亜哉子はまだ19才の娘が、あまりにストイックだと思っているのか、もっと遊ぶように言います。未知とモネって性格的に、明日美みたいにノリノリで遊ぶようなことはなさそうだけれど。
 
 牡蠣パーティのあと、耕治がモネの部屋へ来ます。龍己は寝たって。モネがあの耕治の笛を持ってきたことに満足そうな父です。鳴らそうとすると、モネが止めますが。やっぱり心配で来たのかとモネがいいます。笛を作った登米の時もそうだったと。もう心配ではないと返す耕治。別の心配はあたっちゃいそうだとつぶやきますが。
 モネと未知は電話をやりとりしているのかと聞いています。最近はあんまりしていないとか。社会人同士はそんなものかと父も納得。亮とのやりとりをお姉ちゃんばかりがしていてずるい。そう言われて以来、どこか隙間があるようでして。このあと未知にメッセージを送っても、既読スルーをされています。

 朝2時、漁師並みの早起きをしたモネは、漁師である龍己の姿を見ます。宇多川が風呂掃除をする水の音で目が覚めたって。漁師の性だってさ。築地で挨拶して、昼までには帰るそうです。
 モネは祖父に海から離れようと思ったことはないかと問いかけます。ない。そのうえで、モネが離れたことを気にしてんのかと聞き返すのでした。
「モネちゃん、元気でな」
 かくして龍己は去ってゆきます。やっぱりモネは「おかえり」と迎えられるんだべな。

 一方、営業マンの性を発揮した耕治は、ウェザーエキスパーツへ。コサメちゃんと傘イルカちゃん人形を見て感激しています。するとそこへあの人物の影が。

ここから先は

395字

朝ドラメモ

¥300 / 月 初月無料

朝ドラについてメモ。

よろしければご支援よろしくお願いします。ライターとして、あなたの力が必要です!