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『おかえりモネ』第70回 父は明るさを残し、実家へ戻ってゆく

 耕治は病院が近いなら彼氏に会わせろと、モネにウダウダと言い出します。仕事があると嫌な顔をするモネですが、結局呼び出されてくる菅波なのでした。

娘をよろしくお願いします!

 どこかぼーっとした様子なのは、勤務時間の7時まで仮眠をとっていたためだと説明する菅波。そんな彼に頭を深々とさげ、耕治はこう言います。
「百音をよろしく頼みます!」
 頑固なところはあるけどねはいい子だから……そう紹介すると、菅波は納得している。願いい子ということは知っているのでしょう。
 これも親としては複雑で、めんどくさいし、かわいくねえところもあるし、マイペースな娘と波長のあう彼氏には反発だけでなくて安堵感や何やらもあるのでしょうね。モネはめんどくさい性格だから。
 菅波は「まだ蕎麦屋にしか……」と困惑しています。あ、蕎麦屋についてそういう認識あるのか。
「頼みます!」
 そう頭を深々と下げる耕治。菅波はモネの本名が百音だったことに困惑しています。誕生日は調べても本名を把握していない、それが菅波だ。かくして父は帰ってゆきました。

大事にしてきたことは大事

 ウェザーエキスパーツでは、鮫島の大会に自分が行くと朝岡が宣言しています。そんな朝岡に、父がお世話になったとモネは言います。かえって直してもらったと朝岡が返すと、結局直っていないとモネは言います。立ち聞きしていたと明かすモネ。安西社長もここであらわれ、勝手に話し出したから聞いてしまって悪くないと言い出します。聞かれても困るような話じゃないと朝岡。
 朝岡とサヤカは8年前に出会ったのかとモネは言います。帰り道にサヤカは自然の魅力を教えてくれたのだと。
 恐ろしいだけだと伝えていてはいけない。自然には優しいところもある。恐ろしさばかり伝えていたら、疲れて動けなくなってしまう。
 大事にしてきたことは大事――。
 そう教えてくれたサヤカのことを朝岡はモネに話します。そのためにはモネにできることがあると伝えてくるのです。
 そして朝岡は、耕治と話して思い出したことがあると言います。。情報を手に入れることは、幸せに生きることにつながる。そうやって人間は未来をよくしてきたのだと。気象情報を未来をよくするために伝えていこうと、朝岡はモネに言います。永浦さんにも伝える場があると。
 お父さんの明るさに救われたと語る朝岡です。モネはそういえば父親に似ているところもあるんでしたっけ。

 モネは帰宅して意外なものを発見します。
 父の作った笛からなんと芽が出ているのです! そしてこれはナレーションを伝えるおばあちゃんが乗り移っているとか。牡蠣からこちらに来たのですね。海はいいけど山もいい、って。

 そして会社に行きますと、朝岡の提案に高村が苛立っています。気象情報は別に怖いことばかり伝えるわけじゃないと苛立っていると、ハッピーエンドにしたいと朝岡は説明しています。
 そう荒れているところに割り込み、モネが中継キャスターを務めるときっぱり言い切ります。前むきに、役立つ情報も届けたいと語ります。コサメちゃんと傘イルカも続投です。

第二の偵察者は未知

 その報告を聞いた実家では、意外だと両親が受け止めています。モネはそういうタイプではないって。そして話題は彼氏のことに。おじいちゃんはよさそうな人がいると家で語っていたそうです。
 すんなり受け入れた耕治に微笑む亜哉子。かっこつけたわけじゃない、まあまあよさそうだと返す耕治です。
 でも、亜哉子はほんとうに彼氏なのか疑念を抱きます。早とちりでは? まずかったか? こうなったら第二の偵察を行かせるしかない。未知を休ませたい気持ちもあるんでしょうね。
 そんなわけで、第二の偵察者である未知が東京に到着しました。うみねこクッキーを持参する未知はしっかりもの。そんな姉妹が来週は描かれます。

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