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『らんまん』第41回 明治という新時代へ

 万太郎は植物図鑑刊行という目的を見つけ、大はしゃぎ。一方で高藤という薩摩隼人が、寿恵子とフォーリンラブのようであり……。

目標に、猪突猛進!

 さわやかな一週間の出だしで、重要な要素が出てきています。マキシモヴィッチに標本を送るという一手間をかけないと、日本の植物学は進まないこと。そしてもうひとつ、田邊教授の認可が必要です。
 さて、その田邊です。彼を演じる要潤さんはかつて『動物のお医者さん』で大学生の二階堂を演じました。その彼が、同作品で草刈正雄さんが演じたダンディな菅原教授を演じられそうな風情を身につけている。素晴らしいことです。
 そんな田邊はなぜ「ユーシー」と呼ばれているのか。”You see.”とでも学生に呼びかけているんですかね。
 そして万太郎の本質もわかる。彼は目標設定されたら猪突猛進するんです。上京したてのころ、何か気になるものを見つけるとすっ飛んでいき、竹雄が慌てていました。一生涯、そういうことを繰り返すのでしょう。
 それを嗜める周囲の助けと理解が必要だ。

薩摩隼人からジェントルマンへ変わった高藤

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