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『ブギウギ』第31回 女王の時代

 スズ子はあっという間に女王になりました。大阪に戻ってこないかと言われるし、街ではスズ子の歌が流れているしウキウキワクワク!

説得力の問題が

 その女王ぶりを示すべく、オープニングから華やかなスズ子のステージが映されるわけですが。説得力がないんですよね。声量が不十分というか、危なっかしくて見ていられないというか。これで女王と言われても説得力がないんですね。
 とはいえ、ここ数年のNHK大阪はそういうことは気にしないのかも。『舞いあがれ』の舞ちゃんなんか有能さがこれっぽっちもなかったし。

実在人物をモデルとしていてこの描き方はありなんですか?

 菊地凛子さんが扮する茨田りつ子は楽しみでした。モデルとなった淡谷のり子さんは素敵な方です。ただ、ああいう伝説の歌手ならば本業が歌手兼俳優の方がよいとは思いますが。
 それも今日の登場で粉々に砕かれました。モデルとなった方は毒舌です。他の歌手へも厳しい。しかし、それも彼女なりの理由はあった。それがただの嫌味で性格が悪いだけであるような描かれ方をしていて心底嫌になりました。
 同じ「嫌な女」でも『鎌倉殿の13人』とは大違いなんですよ。今後巻き返すかというと、どうにもそうも思えません。

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