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『ちむどんどん』第107回 店を潰した先輩が二人いる

 賢秀と清恵も気になるけれど、とりあえず、ちむどんどん不審の理由を考えねば。

答えは大体わかっていますが

 今週はわかっている答えを探すことになりそうですね。沖縄の味でなく、アレンジしすぎて迷子になっているのでしょう。
 けれども、人間は得手してその問題を解決するまでに苦労するのです。暢子は食欲が減退してしまう。それでいて矢作は突き放すような態度なので店の雰囲気はギスギスする。ここで暢子が閉店に至った矢作のトラウマを刺激するようなことを口走って、あとには引けないようになります。
 ここでは智も矢作と相性が悪いし、歌子のこともあるし、問題を悪化させてますね。

 けれども暢子は謝ることができるからいいんです。昨今とみに「ここで頭下げて一歩引くだけでいいのに、なんで無理矢理粘るかな?」という言動をよく見かけますので。矢作も謝られて、周囲のせいにしていた過去を振り返っていますし。

 ともあれ、房子登場まで苦労は続きます。

語源の由来に慎重になっている

 今日は二ツ橋が「水商売」の語源由来を語るところが面白かったのですが、「諸説あり」と濁しているところに慎重さを感じました。
 NHKは『チコちゃんに叱られる』でも嘘解説をしてしまい問題視されておりますし。『花子とアン』でも間違えたので慎重に濁すのでしょう。

 そんな慎重なNHKも、かつては雑でした。

 本作と同じ脚本家の『マッサン』の三級ウイスキーのくだりなんて改変酷かったんですよね。あそこは竹鶴政孝氏のこだわりが強く出ているエピソードなのに失望したものです。
 今回は改善されていると思います。

清恵の過去

 猪野養豚場は、ホテルが乗り気でやってきて話がまとまる寸前に。ホテルの二人は賢秀を入婿と誤解しているのですが、それが寛大、そして清恵の希望という気がしないでもありません。
 するとそこへ涌井が入り込んできて、清恵との離婚慰謝料をせびり出します。なんでも賢秀の名刺で住所を割り出したらしい。ホテル担当者は契約を白紙に戻し、去っていきます。

 寛大はなんとか涌井と話をつけたものの、疲労困憊。もはや彼らにも猶予はないようです。

 関東都市部の養豚も気になっています。牛とはまた違うようだし。調べたらものすごく面白そう。そういう豚肉のブランドを見出していく過程なんて無茶苦茶面白そう。
 でもとりあえずは、このドラマでは沖縄料理に使う方向に行かないと。

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