『カムカムエヴリバディ』第100回　いいとしこいて恐怖の大王か〜

　はい、いよいよラストスパート。今まで忘れていた英会話要素をぶっ込んで疲れてしまい、あとは手抜きです。

るいのプロモビデオも大概だが……

　ひなたパートは、いかにこいつがアホかということを繰り返すだけでなんだかもう。いいとしこいてノストラダムスの大予言を信じているのってねえ。
　あと1999年とそこまで昔でもないのに、時代考証ミスまみれなのはどうしたものか。もう具体的に指摘する暇もないよ。ひどい。

ワイドショーを朝ドラにしたようなドラマ

　このドラマはスキャンダルを覗き見したい心理に迎合しているので、恋バナまみれでひっぱります。どうでもいい人間のどうでもいい恋愛なんて、心の底からどうでもいいから。

　それでも恋バナ突きまわす感覚で「そういう男はダメなのよ〜」とSNSでつぶやけば盛り上がるんだろうな。『恋せぬふたり』をみたあとで朝ドラを見ると、落差に絶句するばかり。

社会に興味関心はないのか？

　それにしても恋バナとノストラダムスね……ひなた周辺は、社会情勢や問題にはまるっきり興味がないんですか？　そういえばWindowsすら出てこないな。なんなんだこれ。時代考証いちいちおかしいし。NHK大阪がもうダメだと助けてコールでも出しとるの？

女優を醜く映すチャレンジか

　るい以外はわざとかと思うほど、悪い顔を見せるドラマだと思います。今回は食べながらセリフをいう場面が複数名で何度もあったけど、そうする意図がわからない。るいがいつもアルカイックスマイルなのに、彼女らは顔を歪めでもぐもぐしながらセリフを言わされ、不潔感がすごいことになっています。あとはゲスぶりっ子しぐさね。

ジョーの病気にはネタがあったと今更言われても

　こんな記事が出ました。

「ジョーが楽器を吹けなくなる。取材させてほしい」とプロデューサーが…「職業性ジストニア」を発症した元サックス奏者が、『カムカム』の音楽を手がけるまで #文春オンライン https://bunshun.jp/articles/-/52794

　『おかえりモネ』も音楽ができなくなるプロが出てきましたが、今回はそういう実在する病気だという説明がなく「謎の病気」と済ませていた。取材しておいてあのドラマはないからこそこういう記事が出たのではないかと邪推してしまう。医療だけでなく、考証が雑だし。
　ジョーが吹けなくなる理由として、手が震えるとか。治療に通っているとか。そういう場面は一切ない。で、このタイミングでこんなアリバイを出されたところで、スタッフには不信感しかありません。

　実際に取材してあのドラマですか。どういうことなのか。