『虎に翼』第88回 兄から弟への手紙
寅子は裁判にふさわしくないかもしれないとこぼします。寅子は差別される側に気持ちがよってしまうのだと。そんな思いを抱えながら、裁判は進んでいます。
航一は感情が法を超えてはならないけれど、裁判官だって人間で、揺れ動くのは当然だと言うのでした。先人たちもそれをわかっているから合議制を作り上げたのではないかと告げるのでした。
手紙にあんなことを書くだろうか?
ここで新たな証拠として、被告人が弟にあてた手紙が出てきました。兄が弟を気遣う心温まる優しい手紙のようで、おかしな部分があります。
ここが読み上げられると、金顕洙が訝しむような顔になります。これは自白に等しく、こんなに堂々と書くものなのか、寅子も不審がっているようですが。
裁判のあと、入倉はあんな手紙を送るなんてバカだと言います。あの部分は前後ともつながりがおかしく、どこか浮いています。寅子もわざわざあんな手紙を送るか、文章も不思議だと言います。入倉は朝鮮語だからバレないと思ったと言います。被告人も反論せず、黙り込んでいると。寅子もそう言われると反論できません。
「燃やす」「火をつける」を朝鮮語でどういうのか?
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