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『ちむどんどん』第3回 沖縄は似ているようでちがう

 沖縄そばに、沖縄相撲。似ているようでちがう。そんなものがあふれている沖縄です。衣装の風合いからして異なる。そこにはまぎれもなく別の文化圏があります。
 セントで支払うちがいは、そんな文化ではなく政治のちがいです。

沖縄そばに沖縄相撲

このドラマはいい意味で真面目かつ、そこがやぼったくもある。沖縄の文化風俗そして食生活を描くために、説明調ではあります。学習漫画のようでもあり、これが民放にはないNHKらしさだと思ったり。
 そばと相撲といっても、大和のものとはちがうとハッキリわかります。
 そしてラストのアババ。豚を小屋で飼っていて、来客でつぶされてしまう。こういう話は、沖縄の子どもあるあるネタだったのでしょう。今の若い世代は知らずとも、祖父母やおじさんおばさんがそういう体験をしたという人がいるということでしょうね。
 こういう体験はまず沖縄以外ではそうそうない。丁寧で真面目に沖縄らしさを出してきています。

沖縄そばを食べたくなった

ふと思った。沖縄そばは何度か食べたことがあるけれど、どうやって作るか、そこは考えていなかった。ソーキも食べるけど、アババのことは考えたわけもない。

 沖縄のメニューが並び、BGMに『島唄』が流れ、ポスターが貼られた沖縄居酒屋。そういうところへ行くけれども、それは沖縄を知ったこととはほど遠かった。そう三日目で思えたからには、本作はもうよいものとみなせるのでは? こういうことをできるからこそNHKの意味があると思う。過大評価というか甘く見ている気がするけれども、やっとまともな朝ドラが戻ってきたという喜びはあるんですよね。
 『おかえりモネ』も好きだったっけ。アレがおかしかっただけか。

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