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No.10「あれから」

高校生によるエッセイ「ΠΡΟΔΟΣΙΑ」

No.10


どうも、お久しぶりです。チビットスナギツネです。

昨年始めたこのΠΡΟΔΟΣΙΑですが、月一で書く暇もないほどに僕自身のライフサイクルがぐんぐんと加速して、ここに割く時間が全くと言っていいほどなくなってしまい、前に書いたエッセイを見返してみると一年前に比べてかなり心境が変化してることが明確に判りました。

そんなわけで、どうにも書くことのないエッセイですが、受験生になって忙しくなる前の今しかかけないエッセイを、できうる限り書けたらいいなと思い、今こうして筆を執っている所存です。

さて、ここからはですます調を崩して、いつも(?)みたくエッセイを書こう。

最後に身の回りのことを記したエッセイを投稿してから少なくとも半年は経過しているように思える。米津さんの「変身」ファイナルライブメモを書いたのだけは覚えていたが、正直あまり鮮明な記憶がもう無い。以前はエッセイが心の鬱憤を晴らすのに一番効果的だのなんだのと言っていたのに、今じゃあこの通り書くことさえ億劫になりつつある。

あれからかなり多くの事があった。そもそも全国大会が存在しない部門で新人戦の作品制作に追われ、それが終わると後輩たちが結構な数退部することになり、更にいろいろあって心がズタズタになったのだが、修学旅行に行ったり今年の一月に行われた(星野)源さんの3年ぶりの有観客ライブ「Gen Hoshino presents “Reassembly”」のファイナル公演に参加したりして素直にリフレッシュする事が出来た。(源さんの話も一月、遅くとも二月中にはエッセイにしてしまいたかったのにできなかった。いずれ書くと思うけど。)

そうした感じのごった返す日常の中で大きく変化したことがある。日記を書くようになったのだ。もともとヨルシカのアルバム「エルマ」の日記に触発されていたのでずっと書いてみては破り捨てていた無印良品の黒いB6サイズのリングノートに、ちょっとだけ勇気を出して書いてみたのが始まりだった。昨年の八月終わり頃から、特にない日々ではあるが、何かあった日にはメモを取るかの様に自分の思うことをひたすらに書き込んでいる。

一つとして美化もせずに、ただ自分の中の生の思いだけをつらつらと書く。こんな些細な習慣が心の支えになったのだ。言ってしまえばこんなエッセイもどきの数十倍気が楽になる。日記を書くようになったから相対してエッセイを書く時間がどんどん削ぎ落とされるようになったと思う。

もう一つは、沢山の音楽を聴いてみるようになったことだ。ある日突然気が付いた「あなたへのおすすめ」に出てくる変態音源の数々に出会う事が出来た。幽体コミュニケーションや泣き虫☂、海外のえげつねえほどにマイナーな曲たちと出会い、今僕のスマホのなかに溢れかえっている。それから、近所にある個人経営のレコードショップに行くようになった。店長さんと少し会話するのがこれまた楽しい。

こうして僕の生活はゆっくり変わってきた。これからも気が向いたらこのエッセイを書いていくだろう。

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