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第百話 タバコ

タバコを吸ってる人の魅力はわかるにわかるしあの人がもしタバコ吸ってたら吸い殻くれと思うけど、本当にタバコの臭いが無理すぎてバイト先を変えたい。同じ部屋の中でも好きな人のタバコなら全然我慢できるのかな、気にならないのかな、わたしにはそれがわからんし自信がない、吸い殻は欲しいけど。というかそれならタバコになりたい、やっぱ無理かもしれん、タバコ吸われたらタバコになりたくてうわぁーーーッて無理になると思うきっと。


自分がないんじゃなくて、ありすぎて、無数すぎて、ほぼ無に近く見えるのかもしれないな。有無もまた表裏一体なのだな。
自分がないない言うならじゃあ、何か貫き通したことがあるのか?他人に惑わされず、いや惑わされても、自分の意思を自覚してその通りに行動し切ったことが。迷ってないで寄り道してないで貫き通してみればどうだ、そういうことだろきっとそういうことだな。それは単に虚しいことでも愚かなことでもないはずだ。誰も見てないんだから勝手に貫けばいい。その勇気が足りないんじゃないか?思い切りのない絵ばっかり描いてしまうのもそのせいだろう。全部バレているのに、気付かなかった。でも気付いた。気付いたんだから。

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