見出し画像

第九十三話 お金

お金を使うことと食べること、綺麗さっぱり消えてなくなるものを消費することはなんて楽しいというか快感で、楽か、わたしも依存しているなと思う。大概の人もそうでしょ、ヤバい快感あるし、ダメだ❗️って気持ちが切迫するでしょ。行動に移す勇気がなくても、頭の中で考えちゃったり、あえて実際の行動にはうつさないという形でそれってつまり心の根っこのとこで無難に依存していたり。
食べることが面倒臭かったあの頃に、戻れるなら戻るしか手はないとつい思いついてしまう。

消費することで生きていることを確認しているうちは、死んでるのと変わらない、とか言って戒めていたのは自分だったけど、わかるけど、もうわかり合えないのかも。今のわたしはね、鼻の奥が痛い、ドライノーズって言うらしい、そんなこと知らんだろうけど、気づかんかったもんね、あとチーズケーキが食べられるようになった、というか今やかなり好きになってしまったし、それで、レーズンも食べられるようになって、ガトーレーズンを食べると脳汁が出るんよ、❗️
違うよな、1人ホールケーキにかぶりついた事なんてなかったし、ファーストフードの外食とか、何となくの出費なんて眼中に、幸か不幸か大抵は選択肢に入れて無かったもんな。戻りたい、いや今のわたしが戻っても10代に更に泥を塗るから、あの頃のまま真空パックして冷凍保存したかった、それでも腐るだろうけど、鮮度は命だから、命は鮮度落ちたら死ぬから。一過性の季節だしな。
でも残すことはできなくても、せめてもっと遺そうとしてほしかったよ、何も持っていないと思うかもしれないけど、今のあんたの持ってるものすべてを。まあつまりサヨナラしか言うことはない筈なんだけど。なんでやねん‼️あー‼️

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?