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初めての音楽座ミュージカル「ラブ・レター」を見た夜

きっかけはLA・LA・LAND

8月のある日、東京国際フォーラムでLA・LA・LANDのシネマコンサートを観ました。

それは劇中音楽をフルオーケストラの生演奏で聴きながら映画を観る上映会でした。それはそれはとてもすばらしい演奏で、LA・LA・LAND好きにはまたとない幸福の時間でした。

そのときに配付されたチラシに入っていた一枚。それが、音楽座の「ラブ・レター」の公演案内でした。

原作は浅田次郎の「ラブ・レター」

客席数 500席ちょっとぐらいのホール。前から5列目ぐらい。小ぶりなステージでもよく見えます。浅田次郎の「ラブ・レター」ってどんな話だっけ…とおもいながら開演を待ちます。

サトシは、昔馴染みのナオミとの再会をきっかけに「高野吾郎」のことを思い出す。吾郎はサトシと同じように歌舞伎町で汚れ仕事を請け負って、なんとなく日々をすごしている男だった。その吾郎のもとにある日、一通の「死亡通知書」が届く。そこに書かれていたのは「高野白蘭」という名前で、どうやら吾郎の“妻”らしい。身に覚えのない妻の死亡通知に戸惑う吾郎だったが、やがてそれが、小金欲しさに偽装結婚をした中国人のものだと思い出す。一年ほど前にヤクザの佐竹から斡旋されて戸籍を売ったのだ。困った吾郎は佐竹の事務所に相談に駆け込むが、逆に遺体を引き取りに行くよう命じられてサトシとともに千倉に向かう。忘れていたその出来事が、今、サトシに伝えるものとは……。

音楽座ミュージカル「ラブ・レター」秋公演
http://www.ongakuza-musical.com/works/loveletter

妻・白蘭の歌

開演直後から迫力のある演技、歌、踊り。圧倒されます。
俳優たちの表情もよく見えます。身のこなし方はもちろん、目の動かし方、指先のうごき一つも繊細な動きをしているのがわかります。圧巻です。

一番よかったのは、妻・白蘭の歌です。その名の通り、白い衣装がライトに照らされています。

白蘭の出番までいろんな歌や踊りを魅せてくれますが、その歌声に感動しました。目が覚める思いでした。隣の席の女性は目元をハンカチで拭っていました。

ミュージカルの魅力にハマりそう

ミュージカルというと宝塚や劇団四季のようなメジャーな劇団を思い浮かべがちでした。でも、魅力あふれる俳優さんたちの演技に会場の規模は関係ありませんでした。チケットを手にしたお客さんたちだけに許された特別な世界でした。

今までに味わったことのない、あたらしい価値観をもたらしてくれた最高のステージでした。魅了される人/された人たちがたくさんいる理由がよく分かります。

ロビーにいた物販フタッフやアンケート回収してた劇団の人たちも印象的でした。

ホール飾られていたお花


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