入院生活と保健制度について知らないと損します!
前回までは、今のこと・これからのことを考えることは大事ですが、そのためには正確な知識が大切!と紹介してきました。
今回は、前向きに!的な話はお休みにして、入院している今の生活がどうなるのか?ということを体験から書いてみたいと思います。
病気になった自分にも「出来ることがある」「やれることがある」と 分かったら、次は、退院後の生活をしやすくするための準備をしませんか?
そのためには、入院生活しながら出費を抑えられないか考えましょう。
家庭のやりくりを、これまで妻に任せっきりにしていました。
でも考えてみてください。任せっきりって・・自分勝手だし上から〜って思いませんか?
「自分は・・会社で頑張って仕事して生活費を稼いでいるんだ。」って思っていませんでしたか? 「自分は・・外で頑張って金稼いでるんだから家のことはしてもらってもいいでしょ。」とか。
僕の場合は「とにかくお金を稼がないと・・」と考えていましたから
家のことはお任せ。になってました。
ですから、全くの無知で・・
・生命保険に入っていることは分かっていたけど条件も掛け金も知らない。
・入院費用がどのくらいかかるか聞かず、妻に任せきり
・自分がどのくらい入院しないといけないのか?できるのか?
・自分の体の状態はどんな認定を受けるのか?受けられるのか?
・障がい認定は受けられる?(までは考えられたんですが)
?認定受けたら(生活は)どうなるんだろう。
?障がい者認定の手続きは
?障がい者が受けられる行政サービスは
?行政のどの窓口にいけばいい
?入院費用について相談は誰に
?入院期間は
?入院費用はいくらかかる
?医療保険に入ってたかな
多分、夫婦や家族間で話すとこんな話題が出ると思います。
それを、一家の中心的な家族、夫(お父さん)に確認と判断を求める場合があります。
手術時は緊急事態なのでそのような話題を話せませんし、生活の具体的な内容を話せるのは落ち着いてからですが、家庭の事情を把握している中心的収入源の当事者は少ないでしょう。
ですから、わからない人(本人)に相談や問い合わせをしても、本人は落ち込むし、相談した家族は不安になります。
聞かれた本人はパニックになるはずです。
病気の後遺症で脳の働きが落ちているので、いっぺんにいろんなことを話しても混乱するのです。
私の場合、とにかく集中力がなくなったように思います。いろいろと考えるのですが、深く考えることができず、すぐ他のことが気になって本来考えていたことを忘れてしまうのです。
本気で悩みました。
「馬鹿になってるんじゃないのか?」 「若年性痴呆?」
本当にそう思いました。心配で、不安でたまらなかったのですが
「わからんことを考えたって答えは出ないよな。」と、ふと思いました。すぐに担当医師に質問攻めです。
「先生・・?」「先生・・?」何でも聞きました。そのとき、
「ソーシャルワーカーに相談してみてください。」と先生から言われたのです。
ソーシャルワーカー?・・誰それ?何する人?どこに行けばいいんだ?
何にも知らずに入院生活していた自分がショックでした。
ソーシャルワーカーの方と話し、相談するようになって「医療保険」や「健康保険」「国民健康保険」 「介護保険」など、保険といってもいろんな種類があって、何に使えるかも知らなかったのでとても勉強になりました。
「入院費用」や「治療費」についてもそうです。治療費にも行政の支給制度や、高額な医療(療養)費を支払った場合、自己負担限度額を超えた金額を返金してもらえる制度があること。
「限度額適用認定証」を交付してもらい、保険証と併せて病院側に提出すれば、月の支払額が「自己負担限度額」で済むこと。などを教えてくれました。
「障がい者」のことも教えてもらいました。
障がい者認定を受けなければならないこと。
障がい者の等級の話。
認定を受けたらどうなるのか、どんなサービスが受けられるのか。
なども教えてくれ、ずいぶん気持ちが楽になりました。妻も「気が楽になったし、少しだけ安心もできた。」と言ってくれました。
入院生活は・・教えてもらうことが基本です。
入院すると・・必要な手続きや必要書類が必要になる。
後遺症の影響ですること・・(私の場合)障がい者認定をとって生活することが大事なこと。
入院生活でできること、しないといけないこと。を教えてくれる。
どうですか?入院して、ただベッドに寝そべっているのはもったいないでしょ!
できることから行動してみませんか?
今日のまとめ
1.分からないことは、考えても答えは出ない・・わかる人に聞こう。
ーa.分からないから不安になるし、心配ごが
増える
2.医療費や支給の制度を活用しよう・・わかる人に相談。
ーa.ソーシャルワーに相談して教えてもらう。
3.保険や各制度とサービスを上手に利用する・・入院中にできることを判断しよう。
つづく・・
次回は 4月11日
・・後ろ向きに考えていませんか?
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