【書籍紹介】静かな人の戦略
こんばんは。今日もお疲れ様です。
昨日は初めてのnoteへの投稿で、自己紹介タグに参加しました。
何人かの方からスキを押して頂けて、ダイレクトに「やり始めてよかったな」と思えています。
今日は、私の仕事の悩みを救ってくれた本の紹介です。
ジル・チャンの「静かな人」の戦略書
内向的な性格とどう向き合うか、どのように苦手を消して、強みを生かせる場所を見つけていくか、筆者の体験談や経験豊かに描いた本です。
余談ですが、私は邦題が好きです。
原題は「Quiet is a Superpower」というらしいです。
おそらくこのタイトルであったら手に取りづらかったかなと思うので、邦題をつけていただいた方に感謝です。
本書との出会い
私が前職のBig4コンサルティング企業で働いていたとき、多読家であり、論理的思考や業界知識など様々な面で私を導いてくれた上司から、個別の面談時にこの一冊を紹介してもらいました。
上司の方は、その時すでに役員クラスだったと思います。そのような方が、内向型の人に向けた本を推薦してくれたことに、大変印象深い思いがあります。
社会人として内向型であることがしばしばハンデに感じられて、何とか外交的なキャラを作り上げないといけないと感じていた私にとって、内向的な性格の肯定的な側面を描いたこの本に大変救われました。
この本の魅力とは?
この本の最大の魅力は、内向的な性格が持つ独特の力を前向きに捉え、実際の職場でどのように活かすかを具体的に教えてくれる点です。
筆者自身の内向的なエピソードが非常に具体的に記載されていて、「あぁこの人は私と同じ苦しみ方をしていた人なのだ」と強く共感できます。
私が好きなのは以下の2つのエピソード
私はエレベーターに乗ると、誰かがぎりぎりのタイミングで駆け込んでこないよう、すぐに「閉じる」ボタンを押してしまう。
皿洗いかゴミ出しのどちらかを選ぶとしたら、私は迷わず皿洗いを選ぶ。ゴミ出しに行ったら知らない人と出くわすかもしれないし、知っている人だったら、よけいに気まずいからだ。
内向型の私は、電話で話すのが苦手なのだが、短時間で多くの決断を迫られる場合は、とくに苦手だ。
たとえば、ピザの注文とか。
だから自宅でピザを頼むときは、必ずオンラインで注文する。
そうすれば、勇気を出して電話で話す必要もないし、トッピングはどれにするか、フライドチキンやソーダなどのサイドメニューを追加するかどうかも、落ち着いて考える時間がある。
だが残念ながら、当時はまだスマホが普及していなかったので、ガラケーで注文しなければならなかった。仲間たちの視線を感じつつ、私はドキドキしながら番号を押した。
こんな、身近にいたらずっと辛かったエピソードで盛り上がれそうな著者が、今は国際機関で20か国以上にまたがるチームのマネージャーを務めつつ、テレビ出演や講演を数々こなしているというのだから、私もその1割でもうまく力を発揮したいと思うものでした。
この本を読んでから
特に、マネージャー昇進後、顧客との対面での営業が苦手だった私にとって、内向性を活かす新たな方法を見つける手助けとなりました。
具体的な内容はぜひ手に取って読んでいただきたいのと、noteでまとめている方も大勢いらっしゃるので、私から付け足せることは少ないです。
私もこの本の話をしたいなと思ったのは、以下の方の紹介記事を読んだのがきっかけです。
内向型/外向型を良い/悪いではなく、それぞれを補い合う違う価値観や能力を持つ属性なのだとフラットに述べ、それを活かす方法を具体的に教えてくれる一冊です。
私自身、この本に出会うことで、背伸びをせずに受け入れてもらえる場所を探そうと、少し心穏やかに過ごせるようになりました。
同じように内向性を感じている方々に、少しでも良い出会いになれば何よりです。
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