内向的な私が見つけた管理職の意外なメリット

こんばんは、本日もお疲れ様です。
鬱気味で内向的なコンサルさんです。

世の中では、「管理職になりたくない」という意見をよく耳にします。
マンパワーグループの記事によれば、管理職を望まない理由として以下の7つが挙げられています。

1. 責任が重すぎると感じる
2. 業務や残業が急増する
3. 適性がないと感じる
4. プライベートとの両立が大変
5. 収入が減る・割に合わないと感じる
6. 人間関係が大変そう
7. 長く在籍するつもりがない

「管理職になりたくない」が8割!出世したくない理由とは? ManpowerClip 

私自身も、昇進前はこれらの不安を抱えており、昇進することに対して躊躇していました。

しかし、ITコンサルタントという職種で内向的な性格の私にとっては、不安とは裏腹に「管理職に昇進することでメリットが大きかった」と感じています。特に人間関係やプライベートとの両立の面でメリットを感じています。


筆者の職場環境:

・勤務地:東京
・会社:Big4およびITコンサル
・職種:ITコンサル(主に金融・官公庁向けのシステム導入支援・PMO)
・職階:管理職(Manager)

管理職になるメリット

端的に言えば、「物事が私を起点として動くようになる」ということが最大のメリットです

もう少し具体的には、
1.会話の起点が私になること、結果として話すタイミングやコミュニケーションの経路を私が選べること
2.仕事の割り振りや繁忙期の調整の起点が私になること、結果としてワークライフバランスを保ちやすくなったこと が挙げられます。

1.会話の起点が私になること

管理職に昇進して最もありがたかったのは、「会話の起点が私になること」です。これにより、計画からメンバーの進捗管理を管轄する立場となり、急に話しかけられることが減りました。
これは、特に私が若手の頃、誰かに急に話しかけられたり、忙しい先輩に相談に行かなければならなかった時に感じていた精神的な負担を大幅に軽減しました。

管理職に上がってからは、私自身がタスクの全体感を把握しているために、誰かから声を掛けられるよりは、自分から情報を拾いに行く動きを求められるようになります。
結果として、話すタイミングやコミュニケーションの経路を私が選べることに繋がり、チャットやメール・その他文書等も織り交ぜながら、穏やかに働けるようになりました。

2.タスクの起点が私になること

もう一つのメリットとして、1と同様に私自身が何をやるかを決める必要があるため、「タスクの起点が私になること」、ひいては仕事の割り振りや繁忙期の調整を行う裁量を持てたことが嬉しかったです。

確かに、考えることは増えて面倒です。
最初の1年はそれが苦痛でしたし、以前の記事でご紹介した通り、最初は自分で抱え過ぎたばかりに、周りのメンバーの成長を阻害してしまうことにも繋がっていました。

ただ、昇進後2年程が経過した現在となっては、業務量は増えていても働きやすくなっている感覚があります。

ITコンサルという職業柄、プロジェクト単位で仕事を行うことが多いです。
「プロジェクトの期間」や「仕事のスコープ」が決まっているので、裁量をもって仕事の割り振りが可能になると、繁忙期の調整ができ、メリハリがつけやすいため、それほど負担を感じることなく働けていると思います。上司もメンバーも優秀な人ばかりなので、進捗の設計をしやすいことも大きいです。

管理職になったばかりの方/目指す方へ

ITコンサルタントとしての管理職は確かに業務量が多く、クライアントの期待に応えるプレッシャーが常にあります。

それでも現時点では上述のように、内向的な性格の私にとっては、管理職に昇進したことで、人間関係やコミュニケーションに振り回されることなく、自分にとって最適な方法を選択して働けるようになりました。

また、スケジュール管理やリスク管理など、内向的な性格が幸いして価値を出せている箇所も多いです。色々な形のマネジメントが合っていいと思います。最初の1年は非常に大きな挑戦になりますが、それに見合うだけのものが得られると思うので、無理をしない範囲でチャレンジしてみる価値はあると思います。

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