失敗と人から言われるのは怖いから、自分で自分を落第させてきた。


皆さん、こんばんは。
鬱気味で内向的なコンサルさんです。

今日はちょっと真面目な話を。
プロフィールにも書いていますが、心療内科に通っている期間が比較的長いんです。はじめて心療内科を訪れたのは15歳のとき。その後も、3年に1回くらいのペースで症状が強く出て、通院したり休職したりしています。

これまでの心療内科受診や休職の経験から、自己評価と自己受容について私が得た洞察を共有したいと思います。自分自身と向き合うこの旅を通じて、どう変わったかを話すことで、この話が誰かの心に少しでも響けば嬉しいです。

家族からの衝撃的な指摘: それ、本当に言う?!

「貴方は、努力したことに対して、成果が評価される前に自分で手を引くね。」

この言葉は傷病休暇中、少し体調が落ち着いてきたタイミングで家族からかけられました。最初はこの言葉に怒りさえ感じました。休職を繰り返しながらも、長めに同じ会社に勤めていて、会社からの評価もまずまずだったのに、自分がそんな風に映っていたとは信じられなかったんです。

自己認識の変化: あれ?これって私のこと?

でも、日が経つにつれて、家族の言葉の真意が徐々に理解できるようになりました。年度の評価まであと少しの時期、プロジェクトで一番難しい作業がほぼ形になって、あと少しで完成…そんなときに、一歩が踏み出せなくなるんです。自分をコントロールできずに限界を迎えて、何も手につかなくなることを何度も繰り返してしまいました。

これが、家族が見た私の「自分で自分を落第させる」パターンでした。100点がもらえないのが分かってきたら、採点の場から逃げ出してしまえば、嫌な点数を付けられることなく済むんだ、と。言葉にはできていなかったけれど、そんな気持ちを無視できないくらいに感じていました。自分で身を引くことで、言い訳の余地を残し続けていたんです。「あの時は、○○が原因でダメだったけど、自分の能力だったら本当ならXXできたはずなのに。」

ようやく受け入れられた: これも全部、私。

でも、全部が完璧に整う日なんて来ないんです。長い間心療内科に通い、薬を飲んで初めて落ち着ける日々。内向的な性格も、心拍が整わないと会議に出られないことも、全部私なんです。過大評価をやめ、評価を先延ばしにすることをやめたとき、ようやく今の自分の限界を素直に受け入れ、自分を許すことができました。

そして、今ある手札で何ができるかを前向きに考えられるようになりました。仕方ない、これが現実だと冷静に受け入れることで、私はようやく落ち着いて、安定して過ごせるようになりました。

点数を付けられるのは嫌だけれど、その点数だってあくまでスタート地点や通過地点でしかなくて。何なら来年になったらきっとみんな忘れてしまうような点数だなって、最近は思えるようになりました。

ロードしたりリセットしたって、より良いスタート地点を引けるかは分からないですからね。

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