映画「はじまりのうた」を観て。

原題:Begin Again
邦題:はじまりのうた

監督:ジョン・カーニー(2013年)

あらすじ: イギリスからニューヨークへとやって来たシンガーソングライターのグレタ(キーラ・ナイトレイ)は、恋人デイブ(アダム・レヴィーン)に裏切られ失意のままライブハウスで歌っていたところを、落ち目の音楽プロデューサー、ダン(マーク・ラファロ)に見出される。ダンに誘われてアルバムを制作することになったグレタは、ニューヨークの街角で次々とゲリラレコーディングを敢行していく。(引用)

感想:最高という言葉以外見つからない。

何から何までよかった…。恋愛関係にならない(一瞬なりかけたが)男女コンビっていいなあ。

グレタがダンに留守電に向かって歌った歌でボロ泣き。それを優しくピアノで支えるスティーヴもよかった。というか！スティーヴ最高すぎる！本当にいいヤツすぎて恋愛に発展できないタイプの子よ！

恋愛なんて、振っても振られても結局どっちも辛いわけで。そんなのわかってるのにまた恋愛をしてしまうワタシ達は不思議だなあ。

ダンの娘ちゃんの素直さが可愛すぎた…。グレタと買ったであろう服もすごく可愛かった〜。父親を求める時期って絶対あるよね。ワタシもあったなあ。

NYの街並みと音楽と収録映像と、最高すぎるよ。見てて心地良い。グレタの歌う歌はどれも言葉が優しくて美しくて。だから響いてきて泣けるんだろうなあ。強気な子だけど、繊細で。

他の楽器のメンバー達もそれぞれいいキャラしてて、それぞれのバックストーリーをより詳しく知りたくなる〜！

マーク・ラファロ大好き〜「スポットライト」ですごく響いた。今回の役も、一挙一動がとても愛おしく感じた。憎めないヤツってダンのことを言う！

キーラ・ナイトレイもよかったなあ…。この人の笑顔は常に全力な感じでこっちも笑ってしまう。そして何より衣装めちゃくちゃよかった…！パンツスタイルも似合うしワンピースも似合う。ジャケットもよい！

自分の感情を歌にして伝えるなんて到底できない。だからこそ、作詞作曲って尊い才能なんだと感じた。グレタは歌によってデイブと終わり、歌によってダンと始まった。

この曲○年前によく聞いてたなあ、その時ワタシはこうだったなあって思い出させてくれる。そして当時とは違う感覚で聞いて新たに感銘をくれたりする。

当時を思い出して楽しくなったり悲しくなったり。その時ははじまりだったかもしれないけど、今聴くと当時を思い出して昇華して終わったり。歌の力って、やっぱ不思議。

グレタやダンだけではなく、他のみんなもきっと何かしらのきっかけの歌になったはず。それほどのパワーを持ってるんだよね歌って。

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