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可愛いねと絶対に褒めてはいけない深い理由

人生に悪影響な言葉がけ

①可愛いね
②頭が良いね、天才だね

これらは、本人の現状を認めてしまうことで、成長する必要が無いと思わせる言葉
未来に期待しない言葉
成長を止める言葉です

意外ですか?
「これ、私も言ってる~」って驚いてますか?

そうですよね?
私自身が失敗したので、よく覚えています。
私は①と②
これを両方やっていました。

息子が小さい時の話です。
幼稚園のお迎えの時に担任の先生に指摘されました。

「阿部さん、息子君に格好良いとか天才とか可愛いねとか、そういう褒め方をしていませんか?」
「もちろんです、何でもかんでも褒めています
「やっぱり、それ、今日からやめてください」

「ええっ?何でですか?」
「息子君に頑張り屋さんになってほしくないですか?」
「はい、なってほしいです」
「では、今日からは、頑張ったことだけを褒めてあげてください!
「え?」
「天才とか言われてしまうと失敗できなくなるんですよ」
「どういうことですか?」

「最近、新しい遊びに入っていかないんです。失敗をしたくないという気持ちが強くなると、やらなければ恥をかかないって考えが先に立って挑戦できなくなるんですよ」
ガビーン!
息子が引っ込み思案になってしまう!
私のせいで息子の人生が台無しになったらどうしよう?

慌てましたね~

それにしても、この先生は素晴らしい。
息子の行動を見て親の言葉がけがおかしいと分かってしまうんだ。
マジリスペクト!

本音を言えば、まだ、その時の私は、育児書を沢山読んで考えた末に「ほめて育てよう」と思って、自分なりに頑張って今までやってきたわけで、
何でもかんでも褒めたいのに禁止ワードを言われても、ビックリなわけで、
可愛いし、天才と本心で思ってるし~
葛藤がありました。

でも、自分ではまだよくわからないけれど、この先生を信頼して頑張ろうと思いました。
今でも思うんです、言いにくいことを言ってくれたなって、
先生のアドバイスに対して、やみくもに怒り出すような保護者だったら先生も不愉快な思いをするわけで、
挨拶だけして子供を引き渡して終わりにするほうが楽ですよね?
早川先生、叱ってくれてありがとう
本当に感謝しています。

その日から、私は
「頑張ったね~」と努力を誉める人になりました。
お陰様で、息子、頑張り屋さんになりましたよ
現役で早慶4つの学部に合格できたのは幼稚園の早川先生のお陰です

なので、私も世の中に恩返しをしたいので、子育てで大切な事、知っていることすべてを惜しみなく皆さんに伝えます。
若い人生を応援しますよ。

「可愛いね、美人だね」と言われて育った例を
身近で思い出しました。

2020年、母の葬儀の時、父が泣きながら言いました。

「この人はね、自分が一番年取ってるから、妹たちに会いたくなかったんだよ」
何のこと?
参列者全員の目が点になりました。

「良いヘヤーウイッグがあるわよ」と勧められてから、気を悪くして
親戚と会うことが無くなってしまった母でした。
傷付きやすい母でした。
言葉のやり取りが下手だから何かと気を悪くして面倒くさい人生になっているのだろうと思っていました。

そもそも、年取った姿で人に会うこと自体が辛いことだったんですね。

父が重ねて言いました。
「孫に会うのが嫌になったのはな、女の子たちが自分より大きくなってからなんだよ。この人は自分が一番小さいのが嫌だったんだよ

「え~?」
全員がまたまた、もっともっと、ビックリ仰天です。

言われてみれば、
私の息子だけはお気に入りでした。
男性に背を越されることは辛くなかったのですね。

背が伸びてすらりとしたモデル体型の若い女の子が自分の孫だったら?
「誇らしい~」
とは思えなかったのですね?


急に思い出しました。
私が高校生の頃に何度も何度も言っていました。
「今が一番いい時ね」

変な事言うなって思ってました。
これから、ますます楽しい人生になるに決まっているのに変なこと言うなって、
会話下手な母なりの誉め言葉なのかな?
って思っていました。

あれは本気だったんだ。
母の人生は若くてちやほやされた時がピークで、そこからはずっと下り坂だった。
そう感じて生きてきたんだ。
何て苦しい人生なんでしょう?

母は誰に何を言われた人生だったのでしょうか?

最初のテーマに戻ります。
「可愛いね、美人だね、天才だね、格好いいね」
そんな言葉で人生をピークアウトさせないように。

どうなってほしいのか?
その言葉は子どもを縛り付けていないか?
その言葉は子どもを応援できているのか?
影響を考えながら楽しい言葉を選びたいですね


最後まで読んでくださりありがとうございました。
2021/5/24
本日noteに初めての記事を書きました。

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