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【受講録】キーワードは「金融ジェロントロジー」

年齢を重ねることにより、どうしてもお金の管理が難しくなります…。
そういった問題についての講演を受講しました。

特徴的な言葉がポンポン出てきたので、著作権等の問題にならないであろうメモ程度に記録しておきます。

※画像は会場付近でいただいたきつねうどんです。

「ジェロントロジー」とは「老年学」のこと

各分野で研究されているであろう「老年学」。
その中に、「金融ジェロントロジー」または、「ファイナンシャル ジェロントロジー」という分野があることを知り受講しました。

加齢による認知機能が低下は避けられない問題であり、個人資産の管理への影響が心配されます。

キーワードその2「メタ認知」

高齢者本人にとって重要なことの1つは、「メタ認知」とのこと。

「メタ」とは「高次の」という意味です。
金融ジェロントロジーという分野で言う「メタ認知」は、「認知機能が落ちていることを自分で認知しよう」といったところでしょうか。

高齢者になると、一旦落ち着いた自信過剰の感覚が再浮上する傾向があるようなので、意識的な「メタ認知」が必要だと感じます。

キーワードその3「ナッジ・ブースト」

行動経済学の話で必ず出てくる「ナッジ」。
元々の英語は、「軽く肘で突付く」ような意味で、「そっと後押しする」「静かに誘導する」ことだと思います。
が、私個人は使いこなすのが難しいと感じている言葉です。

「ブースト」は、「ブースター接種」で有名になっま言葉かもしれません。
こちらは、ナッジが軽いのに対して強く「ぐっと後押しする」「押し上げる」意味合いだそうです。

個人の金融においては、現役期のできるだけ早い段階で「ナッジ」を、あらゆる能力のバランスの良い50代半ばに「ブースト」を支援していくことが良いのでは、という考えがあるようです。

おわりに

認知機能低下を前提とすると、超高齢社会は家計などミクロ経済への影響はもちろんのことですし、高齢者が増えると消費や投資にお金が回らなくなるためマクロ経済への影響も大きくなりそうです。

今後、金融ジェロントロジーの研究と研究成果を生かした対策はますます重要になっていくと思いました。

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