『○っつく』 あなたは何と言いますか?
ども~、ぽんこつスタッフです。
師匠が講師として4月末から実施している、
お塩のオンラインセミナーを聴講させて頂いています。
その中で、何度か気になった事があります。
検証動画
(オンラインセミナー『必須テーマ』講義抜粋)
※再生すると、音声が出ます
この、必須テーマ『お塩について(基本編)』の検証動画 に
ありますように、東京都生まれ、そのまま東京都育ち(とはいえ、家の周りは畑。両親は群馬出身)のぽんこつスタッフには、これまで生きてきて、
聞いたことの無い言葉が。。。。(゚д゚)!
・・・ふ、ふっつく??????
『ひっつく』は聞いたことあったのですけど、
これは、初めて聞いた言葉でした (゚д゚)!
師匠が北海道の夕張出身というのは知っていたので、
「くっ付く」という言葉の、北海道の方言なんじゃないかと、勝手に判断していました。
「ふっつく」は北海道の方言だった
調べた所、やはり、『ふっつく』は北海道の方言でした~ 😲
『北海道方言辞典』様 HP から
この事を、師匠に伝えたところ、師匠から返ってきた答えは
↓
↓
↓
という事でした~ ( ゚Д゚)
そこで、『方言』というキーワードが出てきたので、
師匠から、
という、ミッションを頂きました 😅💦
『方言札』の歴史から見えてくる文化のジェノサイド
「方言札」という言葉は、師匠に聞くまで知りませんでした 😨
非常に詳しく書いていらっしゃる方が大勢いらっしゃるので、
歴史的なお話などは、そういったブログをご覧になって頂ければ
宜しかと思います。
「方言札」が一体どういうものか、なのですが、
『松葉博雄の社長研究室』様のHPからお写真をお借りしました。
Wiki先生によると、フランスとイギリスで起こって、その後、日本に
取り入れられたとの事。
特に、沖縄の教育現場で行われていたのですね 😥
フランスでは、オック語・プロヴァンス語・ブルトン語などの地方言語をフランス標準語に対する方言とし、方言を話した生徒に方言札を掛けさせて、見せしめにするということが行われた 。
イギリスのウェールズでも、同様の例としてWelsh Notがあった。
フランスの方言札制度は日本にも取り入れられ、特に日本本土との言語差が大きい沖縄県の教育現場で熱心に行われた。
沖縄県での方言札の実態は、2001年4月1日放送のNHK「日本のことば」の沖縄県特集でも紹介された。それによると、方言札はカマボコ板くらいの木札に紐を通したもので、学校で方言を話すと札を首に掛けなければならず、外すには他の生徒が方言を話すのを発見するしかなかった。
しかし、方言札制度に反発する生徒によって却って校内での方言が盛んになった例もあり、大正6年に「方言取締令」を出した沖縄県立第一中学校長の山口沢之助をもじって「大和口 札取る毎に思うかな 方言の札はやめ沢之助」という反発歌が校門に貼られた逸話がある。
竹富島の喜宝院蒐集館では、竹富小学校で使用されていた方言札が展示されている。
沖縄県のほかに東北地方や鹿児島県でも同様の標準語教育が行われた。
太平洋戦争後も方言札が継続して使用されたのは沖縄県のみである。
日本が委任統治していたパラオの学校でも日本語の使用が強制される場面があり、校内でパラオ語を話した生徒に「私はパラオ語を話しました」と書いた札を首から下げさせる日本人教員もいたという。
上記の引用の中に「みせしめにする」という言葉がありましたが、
当時、実際に札をかけられた方のお気持ちになってみると、
単に、その地方の特色がある言葉を話しただけであり、何も悪くないのに、恥ずかしめを受けるという、非常に哀しい思いをされたんではないかと感じます。
日本人って、束になると、意外と陰湿な国民性があるのが
見え隠れしてきます。
こういう歴史に接した時、個人的に思うのは、人それぞれに『多様性』や
『違い』があって自然な事であるのに、何故、それが許せず、規制し、
排除していくのか?
標準語と方言という言葉の問題だけでなく、全ての対立の問題を引き起こす根源ではないかと思うのです。
偏った価値観を「正義」として、信じて疑わず、それ以外は「正義の名の下に」徹底して排除していくことは、 “良い事をしているんだ” という危険な思い込みが、社会を生き難い方向へ駆り立てていってしまうのではないかと。
『多様性』とか『個性』、『違い』に対して、寛容な社会になるのは、
一体いつになるのでしょう・・・。
さて、次は、師匠が沖縄に行った時の『方言札』のお話です。
師匠の笹谷が書いています。
沖縄に行って、歴史博文館を訪問して(笹谷談)
笹谷の体験談です。
那覇市にある歴史博文館は、見どころがいっぱいです。
ボランティアの解説員に教えてもらったことです。
それは、「方言札」
明治維新によって、時の政府の政策が、方言の禁止令でした。
下記の動画を参考にしてください。
民俗資料博物館で見つけた方言札に感動。
今回も、お読み頂き、ありがとうございます!
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