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お塩七訓 其の三「冷え」

日本人が低体温化した原因

①運動不足
②冷房の普及
③シャワーだけですます入浴
④水分の摂りすぎ
⑤食物摂取の大きな間違い
⑥塩分の制限

上記が挙げられます。

体の温かさ「赤と白」

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人間の一生の中で一番若く、生命力が強い新生児が「赤ちゃん」と
言われるのは、“赤い=つまり体温が高い” から。

一方、年をとると、白髪、白内障など「白ちゃん」ともいうベき
“冷え” から起こる老化現象が表れます。

キーワードは “赤と白”。
つまり温かさ。
あらゆる病気は、この “体温低” によって引き起こされます。

過食やストレス、運動不足といった、体を冷やす要因に事欠かない
現代においては、意識的に体を温め、体温を上げることが必要なのです。

体を温めることは難しいことではなく、ちょっとした毎日の習慣で
できます。

風邪は万病の元

万病の元と言われる「風邪」は、「風がおこす病気」の意で、やはり
「冷え」の病気です。

人間も冷えて身体の組織、細胞の代謝機能が低下することで、身体的に老廃物が多量につくられ、それが種々の病気の原因になることは容易に理解できるでしょう。

低体温化こそ、ガンをはじめ、高脂血症、糖尿病、痛風、血栓症を始めと
するアレルギー性疾患や自己免疫病……
などの元凶といえるのです。

体表の内側にある水分は身体を冷やす

日本の様な、湿気が多い風土では、体内に水分を溜めがちになります。

水飲み健康法やこまめな水分補給などという情報によって、多くの日本人が体内の水の代謝に支障をきたしており、体内の水を捌けず、身体が冷えています。

夏は発汗しやすいので、まだましですが、冬の季節は体内に水を貯えがちとなります。

身体の表面の内側にある水分は、身体を冷やす原因となりますので、何とかして、この水分を回収して、腎臓に送り込もうとします。

さて、どうやって、腎臓に送り込むのでしょうか?

塩っ気を摂取して、この水分を腎臓に回収しようとする生理的機能が
働きます。

特に寒い地域に住む人達は、この生理的機能が本能的に働きます。
だから、寒い地域に行けば行くほど、味付けの塩分が濃くなります。
南へ行けば行くほど、薄味となります。
北の青森県と南の鹿児島県を比較すると、青森県の方が、二倍も塩分を必要とします。

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塩は エネルギーの受け皿-温めたり・冷やしたり

塩を入れた熱湯と、真水を沸かしただけの熱湯とを湯呑みに入れ、
どちら が先に冷めるか試してみましょう。
結果は、真水だけの熱湯の方が先に冷めます。

逆に、氷の場合はどうでしょうか。
氷は、塩を入れたほうが早く温度が下がり、より冷たくなります。
そして、塩を入れた氷を、ただの氷といっしょに同じ気温の室内に置いて
おくと、ただの 氷のほうが先に溶けてしまいます。

こうした現象が、塩の特徴を端的に示しています。

塩そのものは、熱も冷気も発していません。
しかし、塩には、そのエネルギーがプラスであれ、マイナスであれ、
「その熱を抱く」という特徴があるのです。

塩を入れた熱湯がいつまでも熱いのは、塩が陽性のエネルギーを抱く
受け皿の役割を果たしているからです。
逆に、塩を加えた氷が なかなか溶けないのは、塩が陰性のエネルギ ーを
抱く受け皿として働いているからです。

塩そのものは、陽性でも陰性でもありませ ん。
これが、エネルギーと受け皿の違いです。

「冷え」への対策は、どうするか?

先述の、日本人が低体温化した原因の中から、対策方法を考えます。

■運動をする
■お風呂に浸かる入浴
■水分を摂取しても、排出できるようにする
■塩分摂取の制限しない

手軽に出来る「冷え」対策の提案

先述の、「塩はエネルギーの受け皿」の中で、出て来た事。

塩そのものは、熱も冷気も発していません。
しかし、塩には、そのエネルギーがプラ スであれ、
マイナスであれ、
その熱を抱くという特徴があるのです。

上記を踏まえ、手軽に出来る「冷え」対策として、温かいものに、
塩を入れて飲むのも、一考でしょう。

白湯にお塩を入れて飲むのも良いですし、ほうじ茶や三年番茶を飲む時に、お塩をちょっと入れて飲んだり。

しょっぱくて、温かい飲み物と言えば・・・、そう!
お味噌汁です😃

お味噌はアミノ酸の固まりでもありますから、栄養的にも良いですね✨

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※「アミノ酸の固まりの味噌から、効率良く蛋白源を補給する」の記事は
  (こちら

下着や衣類で、外側からアプローチする、冷え対策も大事ですが、
身体の中からのアプローチとして、塩分の摂取も取り組んでみて下さいね。

「体の不健康 お塩七訓」はこちら。

お読みいただき、ありがとうございました🙇

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