お酒の名前を持つバラたち
名前の切り口からバラを見つめる第4弾。
お酒に弱いYumekaの庭にあるバラの中から、アルコールにまつわる名前を持つバラを紹介します。グラス片手にお楽しみください。
カクテル
お花の形がカクテルグラスに少し似ていることからその名がついたのかと思いましたが、女優「ロミー シュナイダー」に捧げられたバラだそうです。
<Yumekaの庭でのパフォーマンス>
昨年の春に地植えにした株は、花後に黒点病で葉をすべて落としました。生死不明で夏~秋~冬を越え、この春に不死鳥のごとく新芽を出して見事に開花。今は110cmほどの高さ。これからの成長に期待。
古くからある品種のため、耐病性はイマイチです。ただ、他所のお庭で12月にも咲いていた姿がずっと記憶に残っていて。寒い冬空の下で、パワー不足の太陽を応援しているような咲き姿でした。その持久力とあたたかさに惹かれてお迎えしたバラです。
リモンチェッロ
リモンチェッロは、レモンのお酒(イタリアの伝統酒)です。アルコール度数30%のリキュールなのだそう。
アルコールの匂いは全くしませんが、花の色がまさにレモン色!
<Yumekaの庭でのパフォーマンス>
南側のもっとも日当たりのよい場所で元気に育っている。丈は90cm。横幅が出るので、存在感あり。樹勢よし、耐病性よし。黒点は少し出るが、気にせずにすくすく成長する。セルフクリーニングタイプで、花が終わっても神経質にカットする必要なし。
このバラは、手間をかけなくても長期間にわたって美しい花を咲かせてくれます。わが家の南中央エリアでは、明るいレモン色のリモンチェッロと、隣に咲くオレンジ色のブラスバンドが、ビタミンカラーのコントラストを作っています。元気をくれるような爽やかさと鮮やかさです。
3年前にも紹介しています。その頃から、このバラのポテンシャルの高さに感動していたんですね。
おわりに
名前を軸にバラを紹介するシリーズはこれで終わりです。私の庭にある20種類のバラの中から、名前に特徴がある品種をピックアップしましたが、それぞれに個性や物語がありました。シリーズを作る中で、一緒に暮らしているバラの魅力を再発見することができたように思います。
私の庭のバラはほんの一例です。バラは数千種類もあり、名前にもさまざまな意味やストーリーが込められています。その魅力は計り知れません。
音楽家の名前を持つバラも色々ありますが、残念ながら私の庭にはありません。音楽好きな方なら、興味をそそられるかもしれません。お好きな作曲家のバラがあるか、ちょっと気になりませんか?
うちに「シベリウス」があれば、私のピアノの練習ももっとはかどるかもしれないなぁ。今日も「白樺」練習しようっと。
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