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桃太郎伝説について「鬼は悪かったのか」

昨夜、フジテレビ「何だコレ!?ミステリー」で桃太郎伝説の事をやっていたのですが

≪桃太郎の方が悪いんじゃないか?≫

という特集でした。

 街頭インタビューで何人かの人に話を聞いてみる番組スタッフ
「桃太郎が悪っていう話を知っていますか?」
町の人(10代〜20代?)
「知ってる〜半年前から知ってる」

数人ばかりのインタビューでしたが
「えっ?半年前から知っている?」
と私はびっくりしました。
それは今は置いといて…

番組では、桃太郎伝説で有名な岡山へ取材に向かう。

写真がちょい傾いてます…TVをつけながらカメラで撮ってます。

吉備津神社
そこの者に聞くと、鬼だという事になっているけど実は温羅という人がXされたという話しが分かった。

その人は祀られていた。祀られるという事は、その神社の神っていう事です。

 岡山には日本最古の製鉄所があるという
あれ?製鉄所の人が鬼だといわれて討伐されたっていう話を違う番組でも見たけど本当なのか
と思いました…

あれ?「もののけ姫」のたたら場ってどこでしたっけ?
今度調べます…

温羅は百済の方から来た渡来人で、製鉄の技術を初めて日本に広めたらしい…
そして、桃太郎達が鬼(人間)を倒した。


岡山のお祭り。
踊る人々は鬼の姿になっています。
町のために良いものをもたらした。
それが鬼だからです。


実は数ヶ月前「博士ちゃん」という天才キッズ達を紹介する番組があり


礼儀正しく変わった考えを持ち、周りに流されない自分をもっている子供は国の宝だと私は常々(つねづね)私は思っているので←絶賛…

時々うちで観ている番組で

そこでも同じような事をやっていた。

鬼が大好きな子供が出て研究を発表していました。
そして鬼を先祖に持つという人に会いたい!という熱望があったので番組がその子供を連れて行った。

奈良県なんですけどね…
山の上に住む住職さんで、自分は鬼の子孫だという。
五鬼助さん。絵巻物もあった。
その時のお言葉

五鬼助義之さんが言う、自分たちの方がっていうのは桃太郎の事です。


↑半年前じゃ無いですけど、「何だコレ?!ミステリー」の前にもやっていた鬼特集。ちなみに酒呑童子も人間でしたよね。それを討伐する幕府の話をやっていました。



あの有名な歌「桃太郎」


桃太郎さん、歌えても1番か2番?くらいしか知らない人の方が多いんじゃ無いですか?
2番以降が、これです。

つぶしてしまえとか、おもしろいおもしろいとか
よく考えると物騒な歌詞でした。

この歌は明治頃に出来た歌だそうです。


桃太郎の研究者石合六郎さんのサイトより


日本は戦争を外国人とやっていた。そして桃太郎は好都合の物語だった。

岡山では百済から来た人間を鬼に変化をさせた(説)ので、子供たちに教えるのに良い話だった。


日本国策アニメ映画「桃太郎海の神兵」

そして第二次世界大戦の時に日本初の長編アニメ映画が作られた。
「桃太郎海の神兵」だ。

1度は観たほうが良いと思い私は観ましたが…

鬼が米兵の姿で角もついていました。
そしてふっくらと元気で豊かそうな桃太郎が、可愛い動物たちを集めて戦闘機に乗り鬼畜米兵を退治していました。
Xしはしなかったのですが、鬼は泣きながら走って逃げて行きました。
(嘘だと思うなら観てください)
手塚治虫先生はこの映画を観て、絵が動いていると感動したそうです。
なめらかに動いていましたからね…
桃太郎さん達は最後まで朗らかで、観ている客も朗らかになった…

プロパガンダ映画ですけどね

 実際にも欧米諸国は亜細亜大陸を侵略して、石油や資源を横取りしていましたから本当の事をわかりやすくアニメでやっていたんですけど



▷それは日本もやっていた
▷米兵は鬼では無く人間
▷映画が出来上がる頃もはや日本は敗戦に近かった



しかし戦争の士気を高めるため、子供にも分かるように作れと国から命じられ作られた映画です
だからそれは国策映画(国の宣伝プロパガンダ映画)なのです。

当時は反戦映画なんか作ったら牢屋に入れられるし
そういう映画しか作れなかったので、アニメ会社のせいではありません。

結局日本は負けてこのアニメ映画も無かった物のように葬り去られそうになっていました…が、こういう物があったから見てみようという事で上映会は行われ
最近はYouTubeでも観れたりもします。


↑再び石合六郎さんの論文。いつから桃太郎伝説は始まったのかが書いてありました。

当時「博士ちゃん」を観て五鬼助さんの話を聞き、私はこういう絵を描き投稿をしました。
noteではまだ投稿していなかったようなので?
 今日投稿します。

その時のインスタグラムでの文↓エックスでも投稿していましたがnoteではしていなかったんですね。
昨日の番組で思い出しました。


 以前から桃太郎悪説は語られていたので知っていたんですけれど、今回はっきりしたような気がします。
実際に桃太郎伝説に近いような事が起こったのか?100%確実なのか…わかりませんが

 抹消したい人間がいて、それを鬼だ悪魔だとか言いがかりをつけて…それが伝説として残る話は世界中にもあるので



当時の政権や、残された強い者の都合が良い話にしてしまうという事で

伝説を深堀りしたい人間は後々研究をして、色々な事が分かってくるんですね。


しかし江戸時代に出現した民話が明治に戦争の士気を高めるために有名な歌となり、政府により戦争のための物語に変化させられたというのは怖いものがありました。



しかし、よく考えると鬼が動物とか子供に負けるって
鬼ってそんなに弱いの?!と思うよね…
普通に民話を読んでも、人数的にも鬼が負けるって考えられない。民話だとしても違和感が残る。
あと、おじいさんとおばあさんが拾った子供(ここのあたりがよく突っ込まれるけど、捨て子を拾ったのかね?赤ちゃんを桃のように可愛いとかは言いそうだけど)
かわいがって育てた子供にキビ団子を持たせてひとりで鬼ヶ島に行かせるなんてどうかしていると思いませんか?
子供を鬼ヶ島へ…ですよ?
可愛い子供にそんな事を普通させますかっ?!
(途中で出会った動物は偶然出会ったのでおじいさんとおばあさんは知らなかったんですよね?)

戦争も、せっかく育てた子供を行かせるなんて何で?と思うけどね………


桃太郎伝説というものは、時代によって変わっていくひとつの良い見本ですね。

✳加筆修正致しました。
XはNG漢字です。

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