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withコロナ時代の動画のあり方

緊急事態宣言が解かれて1ヶ月半ぐらい経過。
宣言中の4、5月は案件がほとんど入らなかった。その時と打って変わり
今はそこを巻き返すが如く新規の案件の相談や対応に追われている。
もちろん4、5月中に行う予定の案件が戻ってきたものもあるが、
コロナにより事業の立ち行きが困難になり「動画という手段を持ちいり、
どうにか次へ繋げていく」といった相談も少なくない。
今日はそんなwithコロナ時代における動画のあり方について書き記していきたい。

相談が多い案件

なんといってオンラインで仕事が可能になった事による爆発的なツールの普及といえば「zoom」を筆頭とするオンラインミーティングのアプリであろう。
特にLIVE配信の需要は顕著に出ているがそんな中でも「zoom」のように
コミュニケーションを密に取れるツールを用いようとする企業さんは多い。
その性質上、企業のPRやCMには向きにくいことが多いが、
withコロナ時代ではCMなど二の次で、まずは「何かを伝える」「何かを教える」
といった手段で用いられることが多い。
今までのようにシステムをガチガチに組んだ高単価なLIVE配信ではなく、
いかに手軽に、ハイクオリティでオンラインコミュニケーションが取れるかどうか?
そういった仕組みをミニマムで身軽に、素早く提供できる人たちの需要は増え続けている。

昔と違い今ではSIGMA fpのようにパソコンに直接つなげば一眼カメラがPCのインカメと認識してくれる素晴らしい機種も出てきた。
https://www.amazon.co.jp/シグマ-Sigma-937300-SIGMA-フルサイズミラーレス一眼カメラ/dp/B07YV8R6B1

さらに数万円出せば4chのスイッチングも可能でLIVE配信に特化した機材まで出ている。コロナによる需要の増加で現在は入荷待ちになっているほど。
atem mini
https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/atemmini

コロナ時代の動画とは

事業の継続が厳しく、補助金にて動画を作っていきたい、
そんな声も多数もらっている。
そこには動画で自社PRしていきたいという単純なことではなく、
コロナにより集客が困難になり、やむなく動画というツールを用いて、
今までの仕事のあり方を変化していこうという思いが強い。

インストラクター、フィットネス、ネイルサロン、講演家、観光業、イベンター
ありがたいことに様々な業種の方々から日々相談を受けている。
オンラインに移行し、密な状態を避けて新しい働き方を模索し、
行動し続ける人たちは本当に敬意を表する。本当に動き続けている。
僕自身もコロナによる影響は凄まじいものがあったが、
動画業界というのは良くも悪くも、広くも浅くも仕事ができうる業界だ。
流石に緊急事態宣言中は経済自体がストップしていたので厳しいものがあったが、
元々「何かを伝えるツール」としての動画の役割は流動性が高い。

そういった相談の中、今までのような価格帯(自分の会社の場合)
で動画を作ること自体がナンセンスに感じられる。
確かに動画というものは値段で言ったら高い。
それに伴う時間も労力ももちろんあると思う。
大変な作業であることは間違いない。
クオリティの高い動画や映像はもちろんそうだと思うが、
自分たちでコンテンツを作り、自分たちで発信ができる今の世の中には
中途半端な安価な商品をいかに高い価格で営業するかとか、
多少の技術や機材があるから多く見積もるとか、
正直ダサいし、価値がないと思う。
もちろん僕だって生きていくためにはお金をもらわないとやっていけないし、
しっかりとその中でのパフォーマンスについても考える。
要は価値と見合ったお金のやり取りをして
どんどん動きを活性化しなければならないときであるということ。

withコロナ時代の動画のあり方として考えるとき、
限りある予算の中で提案していくべきことは
ある程度のクリエイティブを企業や個人が自走して展開できるようアシストし、
いずれ自社のコンテンツをハイクオリティで展開していくことこそ、
本当の意味で「動画市場が活性化」していくと思っている。
なので僕はもちろん受注案件として動画を制作することも多くあるけど、
動画のノウハウそのものや、機材の選定や使用方法、動画市場の流れなど、
惜しみなく教えたり共有していくビジネスモデルも展開している。
例えば動画コンサルみたいな形でも、動画スクールでも、幅広い層に展開する。
それだけの技術や機材が簡単に用意できる時代だし、自分たちの成長にもつながると思う。
そうやって誰もが自分自身でコンテンツ発信するのが動画市場のアカルイミライであり、強いては社会全体の希望に「動画」そのものがなりうると感じている。

これからの動き方

今僕がやっていることはすぐにお金になりにくいことも多いかもしれない。
大手企業とのアライアンスによる動画市場の新しい形成、
メディアさんと新しい時代の動画メディア作り、
人にフォーカスを当てた「いい時間や、いい記憶」の動画事業、
ベビーを中心とした「ありがとう」を伝える動画事業、
受注案件以外でもwithコロナ時代を生きていくために新しいチャレンジをどんどんしているし、そのほとんどが現在は利益が出ていない。
けど今後、世の中の人々に求められ、笑顔にできる事業だと、
どれも思っているので忙しくても続けていく。
自分自身を意図的に忙しくしないと、次のステップの足掛かりは見えてこない。
もがき続け、考え続け、行動し続ける。
そんな人間は窮地になればなるほど求められる人材であるし、
そんな人間たちがいる会社であり続けたい。

だから利益だけ追うのではなく
社会全体にとって今後、動画がどのように機能していくかを考えて、
そのために企業のためになる提案を続けていきたいと思っている。

まとめとすると
withコロナ時代の動画のあり方は
今までの動画の価値観を一変させて、
これからコロナによって変容した社会に沿った
オンラインの武器としての動画を見つめ直すこと。
そしてそこにフィットした提案ができ、
いち早く行動に移すこと。
それができるのは動画を武器に仕事をしていた業界の人達だと思う。
そこで出し惜しみや、利益重視の考えはすぐに遅れを取り
時代に取り残されていくことだろう。
利益は後からついてくる。
僕自身も振り落とされることなく、
必死に走りまくってやろうと日々思っている。





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