equalができるまで_立体編
前回記事きっかけ編に引き続き立体編となります。E.SOCO知らないなあ〜という方は下のURLからサイトを覗いてもらえれば、若干わかったり、?が増えたり、すると思います。
トップスにもスカートにもなる服をつくる。の立体編です。
なんだか駆け足で閉めてしまった前回のnoteで使った図に戻ってはじめてみます。
4-2=2=pocket
この図とこの式で、そうか!なんて言って服を作り出したらどうなったか、、
まずお気づきでしょうが、穴だ筒だと言っても通るのは人間の身体なので、ある程度大きさが決まっている訳で、
トップスの上から出るのは首かつ頭なんですが、もう一つ条件として肩で止まらないといけないし、逆を言えば穴からすぐ肩が収まる大きさでないといけない。
スカートなら、ウエストが出てウエストか腰では止まってヒップが収まる大きさでないといけない。
そして忘れてはいけないのは、私が作りたいのは、服(アイテム)としての記号を残すということ。
大は小を兼ねるという言葉があるが、だからといって大きい方の数字に合わせてもう一方を動かしてしまったら、記号はどちらかに集約されるか、どっちつかずの服になってしまう。
今回はそうじゃない、驚きが欲しいんだ。。
私のパターンの引き方はかなり独自色が強くて、(とはいえ他の人のをたくさん知ってるわけではないのでドレーピングからも少なくないのかな?)線を3本引いたくらいで布に移してなんとなく穴を作って着てみたりして、ここが足りないとか、ここ余るから切り替えるとか、そんな1人セッションみたいなやり方なのだが、そんな風に実験していった中でたどり着いたヒントが、〈最初の等式の前提条件だった“トップスで首(頭)が出る穴=スカートのウエスト”というのをやめて、それぞれをベストに思う数字(サイズ)で新たにつくる〉というもの。
新しいアイデアを無理矢理 式にすればこう。
2a-a+1=a+1=b
b-1=2(=pocket)
aがスカートで、bがトップス
うーん、いらなかったかな!
私の頭ではしっくりきますが、数式とかダメダメなので全然わかってないし、なんなら数学ではないので、この式が正しいとか正しくないとかはさておき、
言いたかったのは、aとbにそれぞれプラスとマイナスされているものが“新しい穴”で、なぜプラスマイナスが可能になるのか、
思考のプロセスとしてはどうやったらプラスマイナスゼロを作れるかっていうことだったのですが、、
可能にする条件が、巻きスカートにすること、二枚仕立てのスカートにすること、の二点であることがわかっていった。
まず巻きスカートにすることで、スカートの時ウエストを通る穴を、トップスの時に無くすことができる。
トップスの時に穴を一つ無くしたことで、別の首(頭)が出る穴が必要になるが、逆にそれはベストなサイズで新たに作れるということでもある。
新たに作る位置を検討する中で、どうも分量的にトップスの時にゆとりがない、かといって足しすぎてスカートの時に分量があり過ぎるのも求めているゴールにならない、、
そこで二枚仕立てにすることで、トップスの時に増やした分量を重ねて消化し、かつスカートに求めるしっかり頼りがいのある生地感を作れる。
といった流れで紆余曲折しながらつくっていき、
数字としてはトワール組が、お粗末なものを含めて大体4〜5着に、サンプルが4パターン(生地違い仕様の違い含む)で導き出した、E.SOCOの最適解。
shirt⇆skirtの誕生だ!!
↑着用してるshirtもskirtも同じサイズパターンの同じ服です。
こんな展開図とか楽しいかな、どうかな、
実際にパターンを引く時よりも、それを出して観察して、着て、確かめてをしてる時の頭のフル稼働が凄くて、でもそれが楽しくて、つらくて、しあわせな時間だったな、、
興味が湧きましたら、どうぞインスタグラムとか、見てもらえたりすると嬉しいです。
さてさて、(?)
equalはこのshirt⇆skirtから、pants⇆bag、blouson⇆pants、bag⇆skirt、tops⇆bagとどんどん増えていく訳なんですが、そこは追い追い書いていきたいな、と、思います。
次回は自己紹介してないな、と、今更思ってるので、一旦私の話をしよう、、
[次回:はじめましてが遅れまして_ファッション編]
お楽しみに!!
読んでいただきありがとうございます。