見出し画像

実在した?海の国、竜宮城 その3(ワイ的歴シ11)


どうもです〜。

新年1発目は 実在した?海の国、竜宮城その2 の続き!
今回で海幸彦、山幸彦伝説は完結でございます!!

さて、山幸彦がワダツミノカミから変な玉を2つもらったところからスタートです。


下記のリンクは前回の話です。



海山幸彦伝説




〜〜〜〜〜前回までのあらすじ〜〜〜〜〜

天津神のニニギと国津神のサクヤヒメから生まれた、海幸彦&山幸彦。そんなある時、山幸彦が兄の海幸彦の大事にしている「釣り針」を無くしてしまう。途方に暮れていた山幸彦の前に「塩椎神(シオツチ)」が現れ、釣り針を探しに「海神の宮」に向かうよう促される。向かう最中、巨大な渦潮に巻き込まれて、気がつくとそこは竜宮城だった。そこで海神(ワダツミノカミ)の娘の豊玉毘売(トヨタマヒメ)に一目惚れされ、山幸彦とトヨタマヒメは結婚することとなった。だが山幸彦は本来の目的を思い出し、釣り針を一緒に探してもらうよう海神に相談すると、海神が呼び集めた魚達の中に釣り針を咥えてる魚を発見したのだ!
一件落着し、釣り針を返しに一旦地上へ戻ろうとすると海神に止められ、変な玉を2つ貰ったのだが……


・海幸彦vs山幸彦


竜宮城をたつ際、海神ワダツミノカミに止められた山幸彦。

旅立つ前に渡された玉の説明を受けていた。

ワダツミノカミ「この玉はな、塩満玉(シオミツダマ) 塩乾玉(シオフルダマ) といってな。この2つの玉を使う事で潮の満ち引きを操ることが出来るのじゃ。
もし地上に戻り、兄と一悶着ありそうなら使うとヨロシ!もし悔い改めてきたら許してやりんさい。」


山幸彦は玉を受け取ると、1番泳ぎが早いと言われている鮫に跨がり、
「いってきまーす!お世話になりました!」

と声をかけると、物凄いスピードで地上へ向かって行ったのだった。。。





地上に着いた山幸彦は、早速海幸彦に針を返しに行くことにした。


山幸彦「にいちゃん遅くなってごめんよ。。。針見つけてきました(3年かかったけど)」

海幸彦「遅すぎだろ!てめぇ!!舐めてんだろ!!!お前のせいでうちらのグループどれだけ食糧難で苦しんだことか!覚えとけよマジで」

案の定、海幸彦はブチギレていた。


それからというものの海幸彦は、自身の地域の食料が底を尽きると弟の領地に攻め入って、食料やら土地を武力で奪い取ろうとしてきたのだ。



山幸彦「……仕方ない。アレを使うか。」


山幸彦は手に取ったシオミツダマを海に向かって掲げた。
すると、みるみるうちに海の水位が上がり、海幸彦の領土を大洪水が襲ったのである!


その後も海幸彦は、懲りずに山幸彦の領土に攻め入り、その度にシオミツダマとシオフルダマで懲らしめられたそうな。


そんなある日、流石の海幸彦も弟の山幸彦のタマタマ攻めに「参ったぁ!」の声をあげ、山幸彦の傘下に加わることを約束とし、その後続く山幸彦の血統を海幸彦の血統が警護し続けるということでこの場は幕を閉じた。





・人魚の出産


それから月日が経ち、トヨタマヒメが山幸彦のもとに訪れてきた。

トヨタマヒメ「………」

山幸彦「…………なに?汗」


トヨタマヒメ「…………」


山幸彦「…………ゴクリ」


トヨタマヒメ「あたい、できちゃった…❤️」

山幸彦「!!!!????オンマイガー」



トヨタマヒメご懐妊である


山幸彦&トヨタマヒメ

画像1



出産する意思を聞いた山幸彦は、海岸に鳥の羽根で屋根を作り、産屋を建て始めた。


しかし、まだ完成しないうちに
トヨタマヒメ「やっべ〜ス!産まれそうッス!!」
と言うもんだから山幸彦は大慌てだ。


そこで、トヨタマヒメは山幸彦に、
トヨタマヒメ「あたい、今から出産するから、部屋の中に入らないでね?絶対だよ?」

このくだりどっかで聞いたことがある…


イザナギ&イザナミ 黄泉編


画像2


トヨタマヒメは山幸彦に忠告すると産屋に入っていった。


山幸彦は「出産、みないで!」と言う言葉が気になってしまい、禁断の行為に出る。

そう、やはり見てしまったのだ!産屋の中を!



すると産屋の中で大きな鮫がのたうちまわってる姿が見えた!

山幸彦「なんじゃこりゃ!!アクアマン!??トヨタマヒメ!!?サメ!!??ニゲロ!!!!」

山幸彦はビックリしてなんと一目散に逃げてしまったのだ。



トヨタマヒメはこれを知り恥ずかしさと悲しみに明け暮れ、産まれた子供を置き去りにしワダツミノミヤに帰って行ってしまった。

そして地上と海神の宮との境目を塞いでしまったのだ。




少しした後、トヨタマヒメは産まれた子供の養育係として、妹の 玉依毘賣(タマヨリヒメ) を地上に派遣した。

そしてこの時に生まれたこの名を

 天津日高日子波限建鸕鷀草葺不合命
 (アマツヒコヒコナギサタケウガヤフキアエズノミコト)

と命名され、後にタマヨリヒメと結婚して4人の子供を授かることになる。

4人目に産まれた子供の名前を

 神倭伊波礼比古(カムヤマトイワレヒコ)

といい、彼が後に初代天皇となる。


そしてあの有名な「神武東征」を行うのだが、ここで海幸彦の魂の分け御霊「長髄彦(ナガスネヒコ)」にことごとく邪魔をされる。

ひょっとすると沖縄の「首里城」が燃やされる事件と海山幸彦の神話は関係あるのかも知れない。。。

画像3



海山幸彦伝説 完









この記事が参加している募集

#スキしてみて

525,791件

#おうち時間を工夫で楽しく

95,463件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?