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Kindle出版のススメ 父と「源氏物語」

皆さんは、Kindle出版なんて自分には無理だと思いますか?

私は、この1年半で電子書籍と紙書籍3冊ずつ出版しています。

始めは出版なんぞ自分には縁のないものと思っていましたが、せっかく書いた原稿をその日たまたま読んでくれた人に1度だけで終わるのはもったいない、二次利用できるのならとやってみました。

「自分の商品」という形になるものを持つことができた喜びは大きかったです。

私は子供の頃からほとんど本を読まず、本が好きか嫌いかと聞かれたら嫌いと答えていたと思います。

趣味は何ですか?という問いに「読書です」と答えることに憧れて読んでいた時もありますが、長続きはしませんでした。

ある時私は「源氏物語」を読みたいと思って、父におねだりしたことがあります。

父は私がそんな本を読まないだろうとわかっていたので、ニヤニヤしながら「本当に読むのか?」と聞いてきました。

私は「読むよ」と答えました。

数日後、父が分厚い源氏物語の本を上下2冊買ってきてくれました。

実はその時、もう買ってもらえないだろうと思っていましたし、読みたいという熱も冷めていたので、手に入れた喜びは小さかったです。

それでも自分で言ったことなので、読み始めました。

しかしご想像通り、1冊も読み終えませんでした。

だいたいあの本の厚さを見ただけで引きましたし、2冊もー!とため息が出てしまいました。

今は亡き父はとても本が好きでした。

小さいころから本が好きだったからと父の兄弟が棺の中に本を何冊も入れていたことを思い出します。

そんな父が本屋さんで私にはこれがいいだろうと選んでくれていた姿を想像すると、ちょっと涙が出そうです。

あなたも「あなたのブログ」を本にしてみませんか?

今日もお聴きくださり有難うございました。

#サクラのKindle出版サポート


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