unity1week 「つたえる」 パズルで愛を伝えよう を振り返る
2023/3/20~26のUnity 1週間ゲームジャム(unity1week、お題:「つたえる」)に参加した四次元ベクトルです。
ゲームはこちらからプレイできます。
制作記事はこちら
前回の振り返り記事はこちら
今回のゲームの評価は、以下のようになりました。
みんなの評価(79件)
本作には、過去最多の79件の評価が付きました。
楽しさ 3.861(前回3.892)
絵作り 4.013(前回3.831)
サウンド3.937(前回3.477)
操作性 4.114(17位)(前回3.631)
雰囲気 3.861(前回3.662)
斬新さ 3.557(前回3.523)
※今回の評点と順位は2023/4/9 20時現在のものです。unityroom上で確認できるデータは日々変動しますのでご注意ください
今回は私の短所である絵作りや雰囲気を上げるため、かわいらしいポップなキャラクターや声などの素材を用いました。
結果、絵作り、サウンド、操作性、雰囲気、総合評価(3.891)が過去最高となりました。
以下、項目別に振り返ってみます。
楽しさ(3.861)
ゲームとして最も重要な項目です。50位(3.881)に惜しくも届かなかったものの、まずまずの評価だったと思います。ゲームの単純さや、問題が自動生成である以上運要素があることなどが伸び悩んだ要因かもしれません。
6項目の中で唯一、前回より下がりましたが、ほぼ現状維持です。
絵作り(4.013)
今回力を入れた項目です。キャラクターや背景はファンタジー系の素材を用い、パズルの盤面やUIはかわいい系の色で統一して自作したことで、4を超え過去最高(以前の最高3.875、お題:「そろえる」)となりました。
ただ50位が4.275であることを考えると、今の実力ではランキング入りが難しいことを知りました。フリー素材をさらに集めてそのまま使ったり加工したり参考にしたりすることが必要で、またUIなどのアニメーションも重要だと感じました。
サウンド(3.937)
今回意識した項目です。かわいらしくてゲームにふさわしいBGM素材が見つかり、さらに少女の声の素材を取り入れたことで、過去最高(以前の最高3.778、お題:「ちゅう」)になりました。
50位は3.968なので、今回ランキング入りできなかったのは惜しいと思います。
次回以降は、VOICEVOXを用いて自由に作れるようになった声素材を使おうと思います。音楽に合わせた画面演出を行うことでもこの項目の評価が上がりそうです。
操作性(4.114:17位)
パズルゲームを得意とする私ならこれだけは落とせない項目です(前回落としました)。
基本的にシンプルなクリック操作のみを用い、パネルを動かした際に音が鳴って気持ちよいアニメーションが再生され、またパネルを複数枚同時に動かせるようにするなどいろんな点に配慮しました。これにより、こちらも過去最高(以前の最高4.056、お題:「ちゅう」)となりました。
結果発表前からコメント欄で操作の快適さを褒めていただけたので、予想通り、私がこれまで参加した9回中6回目のTOP50入りができました。
2年ほど前(お題:「回」)は4を切っていても13位で、最近は投稿数が減って相対的にTOP50入りがしやすくなっていることを考えると、みんなのレベルが上がっていることがうかがえます(絵作りなども同様)。
雰囲気(3.861)
これまた今回意識した項目です。ポップな雰囲気を意識してデザインやBGMなどを選んだので、これまでの最高3.722(お題:「ちゅう」)を上回り過去最高になりました。
ただ、絵作り同様、50位でも4.164なので、私がこの項目でランキング入りするのは厳しいと感じました。雰囲気(や絵作り)を上げるにはストーリーを考えたりいろんなゲームのデザインを考察したりすることが重要でしょう。
斬新さ(3.557)
当たり外れの大きい項目です。今回のゲームのアイデアはどこかで見たことがあるようなものだと思うので、そこまで高くなりそうだとは思っていませんでしたが、案の定でした。前回からあまり上がらず現状維持です。
ヒットするアイデアはそうポンポン思いつくものではありませんから、仕方がないのかもしれません。日常的にひらめきや外部からのアイデア(時事ネタや流行など)を得ることも必要です。
それでも過去(お題:「回」)に4.315で6位になったことを考えると、調子が良ければTOP50をまた狙えるでしょう。
総合(3.891)
これまでの最高の3.812(お題:「回」)を上回り過去最高でした。50位(3.933)にはあと一歩及びませんでしたが、絵や雰囲気などの弱点をある程度克服できたのが大きいと思います。
コメント(11件)
このゲームには、11件のコメントが寄せられました。
と、操作性の良さやルールの明快さを褒める声が並びました。
振り返り
今回で初参加から9連続無遅刻参加でした。有給休暇をうまく利用できたのが大きいと思います。
前回の目標通り、本作では、これまでの私の短所である演出系(絵作り・サウンド・雰囲気)の項目を上げることを意識しました。総合50位入りは惜しくも逃してしまいましたが、操作性が17位で、総合評価や演出系の3項目も自己最高でうれしい結果でした。
今更私はunity1week 共有会を初めて視聴しました。なんでこれまで見なかったのだろうかと思うくらい自分のためになる内容でした。
次回以降はさらに上を目指したいと思います。
今後の目標
買ってから使っていない有料アセットを使う
宴:セールで8割引で買ったが、物語に興味のない私にはクイズゲームくらいしか用途はない
Easy Save:セーブ機能のあるゲームを作る際に便利
イベント管理システムUniRxを用いる
クラス間の相互参照をなくしてスマートなプログラムにする
非同期処理システムUniTask
はシーン切り替えなどでエラーが生じるのが怖いので使うかどうかは不明もできたら使いたい
自作曲をBGMに用いる
unity1week期間中は作曲する余裕がないので、普段から作りためておく
できれば画面演出をBGMに合わせる
VOICEVOXで声素材を作ってゲームに使用する
スマホ対応のゲームを作る
unityroomで縦横比の固定が簡単に設定できるようになったので、以前よりはやりやすくなった
初の総合50位入りを目指す
絵作りや雰囲気をさらに上げ、いいアイデアを得て斬新さを高める
私が遊んだ作品(75作品)
今回の投稿数は私の初参加以来過去最少の274作品でしたが、そのうち私がプレイしたものは自作含め過去最多の75作品でした(結果発表時公開されている分のみ)。
お題が「つたえる」ということで、言葉系のゲームが多かった気がします。
私はじっくり遊ぶものより気軽に遊べるものを中心に遊びたい派です。適当に遊ぶと1つのゲームに数十分以上時間が奪われそうなので、新しいゲームを遊ぶのは少々ためらいます。それでもnoteなどで評判のあるゲームはだいたい遊びました。
大作を作るのには時間がかかるので、内容が充実して楽しい作品は遅刻する傾向にあるようです。
私が遊んだ作品の中ですごいと思った作品を紹介します。
IlluminatePanel
キャラクターがなく比較的シンプルな絵作りでも雰囲気が素晴らしい作品が作れると感じました。
ゲームロジックも複雑そうですが提出遅刻はしていないようなので、その点もすごいと思いました。文句なしの傑作です。
E-999
PCのファイルシステムがWebGLでも使えると実感させられた斬新な作品です(斬新さ1位!)。
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