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ベトナム ロックダウンの現状。

フォーデジット ベトナム CEOの西村 康宏です。メンバーからは「ヤスさん」と呼ばれています。

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フォーデジット ベトナムは2020年7月に設立。日本のメンバーに少しでも「ベトナムってこんな国なんだ」と感じてもらえるといいなと思い、HCMC(ホーチミンシティ)オフィスの日常をお届けする社内ブログを書いています。noteではその一部を公開。今回はベトナムのロックダウンについて。

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HCMCのロックダウン状況はデルタ株の猛威で悪化していて、7月9日にはベトナムで一番厳しいCOVID-19ルールである「首相指示第16号」が出てしまいました。当初は15日間の予定でしたが何度も何度も延長され、9月15日まで…の予定でしたが一部の行政区ではまだ続いています

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この「首相指示第16号」がどのくらい厳しいかというと…

生活必需品の購入、病院への通院、必要不可欠勤務(公務員等)以外は一切の外出禁止(8月は買い物も禁止で、軍の方々が買い物代行する状況に!)
上記に違反して外出すると約1〜1.5万円の罰金(犬の散歩も当然NG、ATM利用だけで捕まる人も)
2人以上で集まること禁止
公共交通・タクシー・飲食店はすべて停止
区をまたがる配送禁止、飲食店デリバリは一切禁止(9月9日やっと飲食店デリバリが解禁され皆喜んでいます!)
スーパー等の入場時にはスマホアプリでの申請か、お買い物券で個人情報の登録が必要
感染者が出たマンションは封鎖(いかなる理由でも一切部屋から出られない)

という日本だとありえない状況です。なので当然のように街にはほとんど人影がありません。区をまたぐ道路には検問が。

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ちなみにロックダウン前のHCMCの街はこんな感じ。

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早くこの日常に戻れるといいのですが…。そんな厳しい規制があっても、今HCMCでは毎日4〜8,000人の感染者が報告されています。なぜそんなに多いのか?というと、検査数が日本より圧倒的に多いからです。例えば1人でもマンションに感染者が出た場合、強制的に全世帯検査されます。

私はタワーマンションに住んでいたのですが、住民同士の感染リスクや、感染者が出た際の封鎖リスクを避けるために、フォーデジットベトナムのオフィスにひとりで寝泊まりしています。(とはいえキッチンもお風呂もある一軒家です!)

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飲食店も全て閉店しているので、食べるものは自炊するしかなく……こんなに料理をするのは人生2回目です(1回目は青年海外協力隊で中米に住んでいたとき)。

進行中のプロジェクトの中には、クライアントと直接顔を合わせてディスカッションをしながらサービスをデザインをする予定で、ロックダウンによって進行が遅延してるものもあります。幸いデジタルデザインはリモートで進行できるプロジェクトも多いので、ベトナムメンバーはオンラインツールを駆使しながら、厳しい状況の中ですが皆頑張ってプロジェクトを進めてくれています。

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さて、7月29日でフォーデジット ベトナムは1周年を迎えました!

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1周年のその日に、来期へ向けてのキックオフイベントを行いました。こんな状況なので、オフィスで寝泊まりしている私以外は全員リモートでの参加。メンバーの皆が家から出られない中、1周年のギフトとして美味しそうな果物や新鮮野菜のデリバリーを予約していたのですが、「区をまたがる配送禁止令」のためキャンセルになってしまいました。トホホ。

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キックオフイベントでは、設立からの1年間を写真で振り返ってみたり、経営数値の説明をしたり、MVP・社長賞の表彰をしたり。各チームから進行中のプロジェクトについて発表したりもしました。自分が参画していないプロジェクトについてメンバーは知る機会が少ないので、仲間が何をやっているのか知ってもらえてよかったなあ。

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そして先日、ベトナムチームにとって初めてのサイト公開がありました!
オルガノ ベトナム。総合水処理エンジニアリング企業 オルガノさんの、ベトナム法人Webサイトです。

今回は日本メンバーの指導を受けながらもベトナムメンバーで創りきった、私たちにとって最初のプロジェクトです。(ベトナムチームの立ち上げ時は、日本のプロジェクトに入ることからスタートしました。)ロックダウンという厳しい状況の中で制作を続けた、メンバーの頑張りがついに公開できました。ぜひ御覧ください!

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次回はフォーデジットベトナムのオフィスについてご紹介したいと思います。Hẹn gặplại(ヘンガップライ!またね!)