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UbuntuでゲーミングPCを構築できるのか #6

UbuntuでゲーミングPCになるのか検証の続きです。今回は、実際にプレイできるのかを検証していきます。前回は、↓から


UbuntuでゲーミングPCは、構築できるのか

いくつかのゲームタイトルをプレイしての結論は、条件付きでありです。
その条件を考えてみると、以下の3つです。

1. Windows 11に移行できないPCにとっては、選択肢になると思います。
2. Steamをメイン使いしている方、もしくは、そうしようとしている方
3. Ubuntu対応 (Linux + Steam OS)としているゲームタイトルがある

ハードウエアの観点でUbuntu OSゲーミングPCは?

Windows 11に移行できないPCという視点で見ると、大抵のUbuntuもしくは、Linux向けのドライバーが用意されているので、ハードウエアの適合という心配は、ないと感じました。

GPUドライバーに関しても、NVIDIA, AMD共にLinux向けドライバーをWindows程ではないですが、リリースされています。

ただ、最新の機器に対して、ドライバー類が全て提供されているかという点については、不明な部分もあります。Windows 11に対応しているPCであれば、Windowsの方が良いと思います。

今回のテストしたUbuntu PC

今回テストしたPCもそれなりに古いですが、ゲーム推奨動作条件は、クリアしているスペックだったので、プレイするにあたってPCスペック的な不満は、ありませんでした。PCスペックは、上の記事にあります。

不満の有無は、ゲームタイトルや種類(シミュレーション系なのかFPS系なのか)に左右される要素だと思います。

判断が分かれそうな今一つな部分は?

これまで、Steamで扱っているUbuntu対応タイトルでプレイしてみました。

Steamでゲームタイトルを管理している場合は、良いのですが、別の(EpicとかEAとか)ゲームタイトルをメインでプレイしている方には、全く選択肢に入らない点です。Steam以外では、Ubuntu (Linux)に対応しているタイトルがほぼないのです。

Steamに話を戻すと、Steamも扱っているタイトル全てがUbuntuに対応している訳では、ありません。Windowsと比較して、少ないと言えます。

保有しているゲームタイトルがUbuntu対応であり、その対応比率が多ければ、移行の選択肢になりえますが、そうでない場合、判断が分かれると思います。

ゲーム種類から見た判断基準は?

今回、試したタイトルは、全てストラテジー系ゲームです。
以外とストラテジー系の有名なゲームタイトルは、Ubuntuに対応しているように感じました。同様にシミュレーション系の有名なゲームタイトルも対応しているように見えます。

一方で、いわゆるFPS系やオンライン系のゲームは、対応しているタイトルが非常に少なく、メジャーなタイトルは、ほぼ非対応なので、所有しているゲーム種類でUbuntuへの移行可否が現状では、はっきりしてしまいます。

OSを変更することによるメリットは?

OSをUbuntuにすることによるメリットですが、今のところ判断が難しいと感じました。唯一、メリットがあると感じるのは、Windows 11への移行ができないハードウエアのケースです。

判断が難しいと感じたケースを挙げてみます。

ゲームタイトルによっては、完全に適合している訳ではない

ゲームタイトルが対応している場合でも、機能が全て有効でないケースもあります。(Tropico 6のようなケース)これは、そのタイトルを実際にプレイしてみないとわからないので、デメリットになると感じます。

また、Windowsで使用できていたMODがエラーになる場合もありますので、Windows環境から移行する場合、それまで使用していたMOD類の確認も必要かなと思います。OS環境移行だから仕方ないと思う方には、デメリットには、ならないと思いますが、そうでない方には、手間となるでしょう。

OSを変更したからといってゲームの特性が変わる訳でもない

これは、この後にも書いて、もう少し検証したいと思っていますが、
OSを変更して、ゲームの特性(メモリー消費が激しいゲームとか)が劇的に変わる訳でもなかったということです。(多少は、ありますが。)

Windowsで動作が重かったので、Ubuntuへ移行したら、動作が軽くなるかもという変化を期待して、移行してもメリットをあまり感じないかもと思いました。

気になることを試す予定

ここまで簡単にまとめてみましたが、1点気になることがあります。

メモリー喰いのゲームタイトルは、OSが変わると変化があるのかという点です。Cities: Skylinesでは、メモリー喰いの傾向が見られましたが、他のゲームタイトルの場合も同じ傾向なのかをもう少し調べてみたいと考えています。

あまり変わらないのでは?という予想もしていますが、メモリー喰いするゲームタイトルに心当たりがあるので、そちらで検証してみようと思います。

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