いざ商品開発へ〜11月の活動を振り返る〜
前月の振り返り
プロの畑とさつまいも
前回の収穫祭で予想以上に収穫量が少なかったため、
急遽、農業指導をしてくださっている鴨志田さんの農園で、さつまいもを収穫させていただけることに!
掘り進めていくと、大量のさつまいもが、、、
数日前にゆないと畑で採ったさつまいもと大きさが桁違い。
比較してみるとその差は歴然
最終的に↑これくらい収穫することができました。
収穫してるときも、心なしか前回より楽しそうに収穫するメンバーたち笑
同時に、どうしてこんなにも差が生まれたのかという「なぜ」が浮かびます。
みんなで考えてみると、畑がまったく自分たちと違うという結論に。
自分たちの畑より、「土が柔らかい」
自分たちの蔓より、「茎の色が薄い」
自分たちのさつまいもより、「芋の色が濃い」
自分たちの畑より、「虫がいっぱいいる」
どちらも実際に見て体感してみたからこそ、違いがわかりました。
では、どうしてその違いが生まれてしまったのでしょうか???
畑の反省会、、、
というわけで、別日に鴨志田さんにお越しいただき、畑の反省会を開催していただきました!
「なぜうまくいかなかったのか」を論理的に説明する鴨志田さん。プロの視点はやはり的確なものでした。
まず上がったのが、日当たりと風通しが悪かったこと。
ゆないとの畑は、↑こんな感じで、南側に樹木、西側に住宅という位置にあります。
そのため、作物の生育に大事な二酸化炭素と日光が不足していたのではないかということでした。
住宅はどうしようもできないので、来年度に向け、南側の樹木を伐採することで解決をしていく方向に!
次に、芋以外に栄養がいってしまったこと。
↑この写真ではたくさんつるが育ち、さつまいももたくさんついているように錯覚してしまいますが、
実は、つるの方に栄養が行き過ぎてしまう「つるボケ」という現象が起きてしまっていたんです。
それ以外にも、雑草にも栄養を吸収されてしまい、さつまいも本体に十分に育たなかったとのことでした。
対策としては、雑草取りやつる返しの回数を増やすなど、畑をもっと観察することが挙げられました。
今年は、コロナの流行もあり、なかなか畑での活動ができなかったので、来年こそはもっと畑の手入れを頑張りたいところ!
そして最後に、土が固いことでした。
土が固いと、空気が入らなかったり、水はけが悪くなったりと、さつまいもの成長を阻害してしまうんです。
通常、土作りは3年ほどかかるため、すぐに改善することはできません。
徐々に変えていくために、いくつかの方法を鴨志田さんに伝授してもらいました。
耕す、畝たて、土寄せ、草マルチ、堆肥、中耕、古い根を残す、、、
これらは先人たちが試行錯誤の末残してきた方法であり、私たちも先人たちに感謝しながら、次の畑に活かしていきたいですね!
他にも、輪作という方法で畑を維持していくやり方も教わったので、
早速、さつまいもが収穫され空いていたゆないと畑に、
大人たちで結成された「シニアビレッジ」のメンバーが、たまねぎを植えました!!!
こちら「シニアビレッジ」の行く末もお楽しみに〜〜〜!
スイートポテトの試食会
さつまいもの量が少ないという課題はありますが、
どんな味にするか、どんなテーマにするかを想像しやすくするためにも、
さつまいものスイーツの代表格であるスイートポテトの試食会をしました!
試食したのは世田谷にあるパン&スイーツを販売する「甘吉」のスイートポテト。
甘吉さんは、みたかジュニアビレッジ の商品開発に協力してくださるパートナーでもあります!
スイートポテトだけでなく、さつまいものタルトやクッキーも、運営スタッフが甘吉さんで購入し、商品へのイメージを固めていきました。
こんなにも美味しそうな商品を前に、楽しそうな様子のメンバーたち。
商品開発のための試食なので、美味しいという感想のみで終わるわけにはいきません!
さつまいもの味の違いを確認し、甘さは控えめの方がいいのか、食感は滑らかな方がいいのか、量はどれくらいがちょうどいいのか、などたくさんのことを検討しました。
そして、どのような商品にすれば、自分たちの少ないさつまいもを、
より多くのお客さんに、より強いインパクトで、
届けることができるか考え抜き、
一つの商品アイデアを創り上げました。
12月の活動時に、そのアイデアを商品製作を依頼する甘吉の加賀社長に提案します。
果たして、どんなアイデアを提案するのか、どんな反応がくるのか、、、
12月の活動はこちらから↓
執筆: 早瀬
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