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偏りがちな「とりあえず何とかする役割」と、「ややこしい問題」は1箇所に集めたほうが解決しやすい説

まとめ

・「とりあえず何とかする役割」とは、今すぐに解決できない問題群に対応する人のこと
・たくさん「今すぐ解決できない問題」が集まってくると疲れる
・でも、解決してない問題群を同じ場所に集めたほうが、組み合わせの問題で同時に解決できる可能性も高まるから頑張ろう

「とりあえず何とかする役割」とは?

それぞれの仕事があり、担当があり、互いにやりとりがある。

それぞれの仕事に「いろんな問題」がある。その「問題の大変さ」を濃淡で表してみる。

仕事Dとか仕事E、Aが大変なんだろう。このままだと担当者が疲弊してしまうし、成果が出ない。なんとかしよう。いろんな解決策を実行する。

よし、ちょっと良くなってきたぞ。

でも実際には、解決したのではなく、この6人の業務外に「いろんな矛盾」を追いやっている場合も多い。

「とりあえず何とかする役割」とは、右側の解決できない問題群に対応する人だ。

とりあえず何とかする役割は偏りがち

「いろんな人に負担させないほうがいい問題」が集まってくるわけだから、偏って当然だ。むしろ偏らせることで、他の人の負担が適正になる。適正とは、簡単、楽じゃなくて、本人にとってちょうどいいチャレンジ、というニュアンス。

「なんとかする役割」の人は「なんでいつも自分のところに集まってくるんだろう」と思うのではなく、「これで他の人が楽になるならいいことだ」と思って頑張りましょう。

「どのように偏らせるか」はアート的感覚が必要

ここは「サイエンス」か「アート」かでいくと、「アート」寄りの話である気がした。

今日、今の会社で「どのように解決できない問題群を偏らせて対応しているか」の話をしていて、非常に良くできているなと感じたのでこの記事を書いている。ただ、詳細は書けない。公開できないのではなく、まだ上手く説明できないからだ。

解決してない問題群を同じ場所に集めたほうが、同時に解決できる可能性が高まる

「解決してない問題群」がたくさん集まってきてそれを眺めていると、「どうすりゃいいんだ」という気分になってくる。以前から「疲れるけど1箇所に集めた方が良い」とは思っていた。なぜかわかったので書く。

「アイデアとは、複数の問題を一気に解決するものだ」

アイデアというのは何か?

これは任天堂の宮本さんの有名な言葉だ。

解決してない問題群が4つだけだと、一度に4つの問題を解決するアイデアを見つけるのは難しい気がした。

でも20個ぐらいあると、そのうち4つの問題を一度に解決するアイデアを出せる可能性が高まる。組み合わせが増えるからだ。だから、1箇所に集めたほうがいいのだ。

20個の問題群から4つを選ぶ組み合わせは、4845通りもある。

結論:大変だけど、ややこしい問題は1箇所に集めて、一度に消し去ろう

たくさん集まってくると大変だけど、集めたほうが一度に解決できる可能性は高まるからがんばろう、という結論になった。

今回は以上です!

おまけ:以前こんな記事を書いていた


twitterの反応とか


グルーピングは自分の意図がかなりはいるけど、関係なさそうな課題が集まってきたときに、ある日「これとあれ、全然違うみたいだけど、同時に解決できる!」と気づくイメージです。

これよんで思ったのが、この意図を説明せずに「課題をよけておく」をやると、その人が仕事を抱え込みすぎてるように見えてしまうという問題に気づいた。実際抱え込んでるんだけど、それが良いときもあるというか。

価値を認めてもらえない件について考えていたことがあった。

左側の人からは、右側に「解決してないことを追いやっている」ことすら見えないほうがストレスにならないので、「とりあえずなんとかする役割」の価値は分からなくてもいいと考えている。それも含めて全体(?)を把握している人だけがその価値を理解し、評価したほうがよさそう。

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