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カメラは写真を撮る道具ではない

 タイトルに書いた通り、私にとってカメラは写真を撮る「道具」ではない。

 では何なのか?手に取って触感を楽しんだり、いろいろとカチカチ操作してみたり、眺めてみたり・・。

 かなりマニアック。こんな私も写真を撮る道具としての価値を否定はしないので、「希に」撮影することもある。そう、希にね。

 「ほほぅ、これがF1.8のボケ具合か・・・素晴らしい」

 私の興味は写真ではなくてあくまでも「機材」にある。今から25年以上前、ブロニカという中判カメラの中古を買った。そのカメラでほとんど撮影していないが、今でもカチカチ絞りダイヤルを動かしてみたりしている。

 そこのあなた、今、呆れていますね?

 そもそも趣味というのはあくまでも趣味なのであるから、人様から呆れられてはじめて本物なのである・・・などと私は思っている。

 何故なら実用第一なら、それは趣味とは言いがたいからだ。実用を最優先した趣味など、想像することも出来ない。

 趣味とはそもそも理不尽なものだからだ。写真を撮る目的でカメラを買うのではなく、カメラというメカを楽しむためにカメラを買う。なんと理不尽なことか。

 しかしデジタルカメラの出現により、私の立場は悪化傾向にある。デジカメの本質は実用価値であり、それ以外に特にこれと言って所有する意味が無いと感じるからだ。

 私は現在、デジカメに関しては実用価値としての1インチコンデジを1台所有しているだけである。あとはスマホで事足りてしまう。

 これからも世間、いや家族から呆れられるカメラマニアでありたいと思っている。

 

 

 

 

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