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街ブログを運営してみて思ったんよ

割と軽いノリでWordPress使ってブログテーマだけを作ってみたものの、ちゃんと活用したいなーって思い立ち、まちづくりチームのしろう塾の子たちに相談しながら立ち上げたローカルメディア、もしくは街ブログ舞鶴なびだが、運営も半年を超え、その間に思ってるよりもたくさんの機能拡張やら、システムの導入やらを加えてきた結果、なかなかいい感じじゃない? というところまで持っていくことが出来はした。

…のだが、この手のブログにありがちな難問やら、課題やらもそれなりに噴出しているわけで、もし他に誰かがこう言ったローカルメディアを立ち上げたいと思った際に、ちょっとだけでも考えてみた方がいいんでないかな? みたいなことを備忘録としてまとめておこうかと思う。

現在の舞鶴なびの立ち位置

運営半年程度なので、まだまだこれから頑張るぞ! と言ったところではあるが、幸いなことにしろう塾の若い子たちが頑張ってくれていることもあり、行政にその存在を知ってもらえたり、行政の部署によってはそれなりの協力関係を得ることもできるようになった。

とは言えまだまだ弱小ブログであり、すでに大きなローカルサイトもちらほらあるため、影響力は小さく、来年はもっと幅を広げていきたいなぁという感じではある。

現時点での舞鶴なびの強さは、作ってる中の人がWeb制作者ということもあり、機能拡張も余裕、取り入れたいものは大体組み込めるので、機能性的な部分で言えば群を抜いて高いと思う。

そうは言っても肝心の中身がまだまだ少ないし、技術があろうがなかろうが、読者にとってはコンテンツの充実度が全てなことを考えれば全然足りてないと言わざるを得ない。

広報まいづるの表紙に写真掲載してもろうた

そんなこんなではあるが、SNS(Instagram)と連動させていることもあり、広報誌でも写真を使ってもらえたりすることもある程度には認知されてきつつあるので、ここから先はライティング的な意味で要努力というか、とにかく記事たくさん書きます…。

現在の課題

記事を書くだけ、更新を続けるだけ と、言葉にするだけなら簡単ではあるが、やはりやはりで課題は大きい。

記事書くの結構しんどい

自分一人で完結するメモブログでもなく、メディアとして構築している以上、記事のクオリティは担保しなければならない。とは言え、1記事のボリュームが大きすぎたり、記事の内容が細かくなりすぎると、それはそれで1記事の作業量が重く、ローカルメディアの記事としてのウェイト調整に四苦八苦しているのが現状だ。

別に求められてるわけでもなかろうが、定期更新する必要性ってのは相当高い位置にあって、ボリュームのある深堀り記事も必要だが、ライトな話題を取り扱う広範囲記事もバランスよく配置しないとならない。
…が、その辺りのコントロールが全然できておらず、性分もあってボリュームの大きな記事に偏りがちなところ、結構困ってる。

それに応じて更新速度も落ちてくるので、最終的に記事書くの結構しんどいなぁってなってるところ(楽しくもあるのだけれども)。

ローカルメディアは記事が書きやすいって本当か? そんなのはフットワークの軽い陽キャの言い分だよな!

「ローカルメディアはネタに困らないよ!」って言ってる人は結構多いし、実際ネタ自体は多いのだけど、記事化が案外難しい。

例えば飲食店なんかは、勝手に書くこともアリっちゃぁアリだろうし、そうしてる人も多いのだけど、うちは会社名出してやってるので、可能な限りちゃんと掲載許可を取っておきたいし、胡散臭いことは書いてはならないので、もういっそのこと、これからの店舗様は「勝手に記事書いたりSNSで広めてくれていいですよ!」みたいな張り紙でも出しておいて欲しいくらいだ。

いや、9割以上のお店が掲載許可を取る際には喜んでOKしてくれるのだけど、やっぱりいつだって許可を得ようとするのは(個人的に)緊張する。隠キャってこういう時本当に大変なんだよ…。

ニーズの分母が少ない

ローカルメディアを運営するなら必ず考えておきたいところだけど、そのエリアの人口規模なんかはかなりPV数に影響すると思う。

舞鶴市はこのたび人口8万人を割ったらしく、四捨五入すれば8万だが、実質は7万人台だそうだ。僕が幼い頃は10万人いたぞ?

実はローカルメディアを運営する側にとっては結構致命的で、人口10万人未満の街でメディア運営して稼ぐってのは正直厳しいと思った方がいいと思う。これを本業にするのはかなりの無理ゲー。

これを広げて京都北部全域からニーズを拾うようにすれば、人口規模は25万人くらい。これでようやく土俵に立てると思われるのだけど、前述の通り、更新が遅いので、舞鶴だけでも四苦八苦してんのに隣町まで範囲広げてってなると流石に関係者の数を増やさねばならぬ。
ライターさんもっと募集しなきゃなぁ。

とにかく、人口が少ない=ニーズの分母が少ない なので、その条件で勝負するには営業力、宣伝力なんかも必要になるわけで、弱小若法人、今後に期待…できるかな…?

逆に、都会とは違って特に店舗系の競争はそこまで激化しているわけではないから、過去記事が腐らない(店が変わったり閉店したりとかが少ない)という点はメリットなわけで、ともすればトレンドブログ化しがちなローカルメディアでも、地方ならではの特色みたいなのを活かせれば勝ち筋は見えてくるんじゃないかなぁって期待もある。

ライターを増やさなければならない

火がつく方じゃなくてwriterの方。
一人で舞鶴のどこそこを走り回るみたいなことは通常業務とかの関係上不可能なので、そうそう取材もできないしスポット撮影もちゃんと時間を取ってってなると難しい。

そうなると、外部から招き入れて記事を書いてもらうのが一番なのだが、どうやって募集していくかが悩ましい。

現状でも一応募集はしてるけど、今回は記事の執筆にあたってお金をお支払いさせていただくので、それをマイルドに伝える方法とか、外から見るとどうでもいいから全部書けよって思われるのだが、管理してる側的には悩ましい問題だったりする。

結果、どうにもメリットなさそうな募集要項で中途半端な文章になってるので、ここ改善しなきゃなーってなってる。

一応、ライターさん向けのガイドラインとか執筆方法なんかも全部作ってあるので、応募が来たらそれを渡して、最終判断してもらうってことは可能なので、ちゃんと募集しなきゃね…できるかな…。なんせ、これまでずっと一人でやってきたやつなんだぜ…?

行政に期待できない

って書くと語弊がめちゃくちゃあるのだが、行政の代わりになれる「サービス」であれば、売り込み次第で結構入り込めるし、事実入っているところも結構ある。

が、「ブログ」はきつい。かっこよく「Webメディア」とか言ってみても、言葉の認知度が低い以上は結局「地域の情報を個人がまとめてるだけのブログ」から一歩踏み出すのも困難なわけで、そう言ったものに行政が応援してくれるかってなるとそんなわけない。

とは言えそれに期待してもしゃーないので、地道にコツコツやっていくぞ! という気持ちで取り組んで入るものの、ちょっとくらい法人・個人問わず民間と提携してやっていこう みたいな気概見せてくれんかね? っていうのは同じくローカルメディアやってる人の多くが感じてることじゃないかしら? ほんと、頼むよ舞鶴市!(ちなみに近隣市ではそういうの上手に民間メディアと提携してるところもある)

結局は、とにかく運営を頑張って、行政が無視できないほどの強さを持てば全部解決するよね? ってことを心に抱き、とにかく積み上げていこうという気持ちはある。こればかりは時間が必要ね。

今後の展望と目標

なんとはなしから始めたとは言え、会社の名前使って始めている以上は結果を出さねばならぬということもあり、様々な協力を得ながら日々更新作業しているわけだけれども、ロードマップは考えておかないと速攻でダレるので、最後に来年の目標を残しておこうと思う。

  • 記事数をとにかく増やす(まずは100記事)

  • 記事の質コントロールを柔軟にする

  • 多少なりとも行政に取り入る努力はする

  • ライターさんを増やす

  • (主にmasakiさんが)営業力を強くする

  • 逆に営業しなくても「うちに取材に来てよ」と言われる程度の影響力向上を目指す

  • 4月を目処にブログデザインリニューアルしたいぞ

くらいかしらね。ともかく、継続的に頑張るぞと決めて公開したので、舞鶴民の方もそうでない方も、末長いお付き合いをよろしくお願いしますよ!


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