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軸はあくまで言葉で伝えること

現場でいつも感じるのは、
長年経営をされているお店や会社でも、
伝え方に悩んでいる経営者の方が多い。

お店の持っているコンテンツの魅力をどう伝えるのか。
これは、お客様目線がないと自分達の言いたい事に終始してしまう
ため、伝わりにくいのでは?と感じてしまう。

これだけ情報もモノも溢れてしまっている世の中。

「ここにこないと経験できないことはありますか?」

と必ず質問します。
それは、自分がお客様だったらどこに心打たれるかな?と
いうところが大切だと感じるからです。

お客様が知りたいことと、オーナーが伝えたいことは
あまりイコール(=)にはならない。

黒板を実際に書く時には、もちろんイラストを入れることも多いけれど
黒板をパッと見た時に、そのお店のストーリーがお客様に伝わり、
それが来店や売上にわかりやすく反映されるものであるためには
「言葉で伝えること」が不可欠だ。

しかも、黒板という限られたスペースの中に、
ストーリーや一番言いたい事を凝縮して書くには
ヒアリング力が不可欠だ。

お話しを聞いて、まとめて、そのどこを切り取るのかは
自分の仕事の一番の肝となる部分である。

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言葉を生み出すのは至難の技だ。
私はコピーライターでもなければ、文章のプロでもない。

しかし、とにかく現場に出かけて
多くのお客様の声は聞いてきた。

そして、接客の仕事も長かったので、
お客様心理のようなものは現場で学んできた。

いつの時代も、現場は一番大切だと思う。
いろんな情報が飛び交っているからこそ
全ては無理にしても、自分の頭と耳と目と足を使って
考えることが大切だ。

黒板を書く上で、イラストが上手なことに越したことはない。
しかし、それ以上にマーケット原理に向き合い
経営者の考え方を適切な言葉に変換して、
大切なお客様に届けられるようにするためには
あくまで「言葉」である。

黒板は翻訳ツールだと信じて仕事をしてきた。
これからも、言葉を学び続けていく。

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