2023年秋アニメ最終感想

★★★★★・・・個人的名作
★★★★・・・・個人的良作
★★★・・・・・個人的佳作
★★・・・・・・ちょっと残念(個人的期待外れ)
★・・・・・・・個人的に合わない


「シャングリラ・フロンティア」★★★★
「とあるおっさんのVRMMO活動記」★★

両作品とも主人公の目的が違えど「オンラインゲーム」を舞台としている作品ながら大きなクオリティの差が出てしまいました。やはり「シャングリラ・フロンティア」は「日5」枠で放送できるのも大きいのかなぁと思ってしまいました。

とにかく戦闘シーンの力の入れようはすごいですから。「とあるおっさん」も戦闘シーンはありますが力入れる云々ではなく技を出す時に技名が表示されますが個人的に非常にダサさを感じてしまいました。

制作会社は僕としては何かと批判してしまう「MAHO FILM」さん、やはりローコストの作画は気になってしまいますがそれでも僕の記憶の中では放送を「落とす」のを観た事がないので少なくともプロとして納期は守っているのではと思いました。

年間でも数作品は担当している様なので今後作品のクオリティも高まっていくのではと期待をしています。


「ウマ娘 プリティーダービー Season 3」★★★★

実際の競走馬をモチーフとして「ウマ娘」シリーズも3期、競走馬の実話を元にしている事もあり僕自身競馬や競走馬にはほとんど興味がないしても効いた事のある名前がチラホラ、そして可愛らしく個性的なキャラと肝であるレースシーンの力の入れ方、何よりレースに至るまでの描き方が古い言い方かもしれませんが所謂「スポ根」感があって感情移入できます。

この3期の主役は「キタサンブラック」その名前と北島三郎さんの所有馬だった事もあり今までのシリーズで一番理解しやすかったです。

「ウマ娘」自体はそもそもゲームがメインであり最近ではゲーム化からアニメ化、ゲーム化に先立ちアニメ化という流れが良くありますがその中でもクオリティが高い方だと思います。

僕は基本ゲーム自体しなくなりましたがきっとファンも満足なアニメ化作品でしょうね。


「ビックリメン」★★

やはり小学生の頃に夢中になった「ビックリマン」だけに懐かしのシールが出てくると当時はワクワクと新鮮な気持ちが蘇ってくるもので今回の作品は現代でキャラデザインに「シャーマンキング」の武井宏之先生を起用(メカニックデザイン含む)しているなどどのように描かれるか楽しみだったのですが・・・。

基本的には作画もローカロリー気味だしせっかく武井先生を起用した良さがあまり出ていないのかなと気になりましたし、何よりストーリー的にビックリマンシールのコレクター同士の争いという肝があるのが分かりますが作画の事もありイマイチ盛り上がりに欠けるというか。

小学生にハマった頃の濃いキャラデザのままのアニメが好きだったこともあるのでそちらのイメージの良さの印象が強いのかもしれません。


「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」★★★

主人公の秋里コノハが過去の名作美少女ゲームを手に入れた事によるタイムリープものですが自分でも知っている美少女ゲームが出ていて一部はプレイした事もあり、プレイしたかった事もあり(笑)懐かしいドット絵が見られて当時を生きていた人間には懐かし面白い作品です。

現代の技術(キャラデザ)を知っているコノハが中々過去において自分の実力を発揮できない(影響を与えてしまうため)のもジャンル的に「チート的」なものではないし作品として描きたいところでは無いの分かるため面白おかしく観れますしOPもEDもドット絵が描かれているもの良い。

ドット絵の技術だったり当時の音楽が現代の技術に比べてファミコンレベルくらい古い訳ではありませんがレトロ感がありそのギャップも面白いと思いました。

今では家庭用、美少女用関わらずダウンロード販売が一般的ではありますが自分の感覚では10年近く前まではパッケージが大きかったなぁ、だから通販以外で手に入れにくかったなぁと思いました(苦笑)


「盾の勇者の成り上がり Season3」★★★
「ポーション頼みで生き延びます!」★

「ポーション頼みで生き延びます!」の作者の方は以前観た「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます」と同じ方ですが感想としては自分の苦手なタイプの「異世界転生モノ」と同様の感想になってしまいます。

それが面白いからアニメ化までされるというのは分かりますがやはり僕には合わない・・・現実で死亡して転生してチートで活躍するまでがあまりに安易に見えてしまう・・・勿論それが良いという人を否定など出来ないし嫌なら観るなと言われればそうなんですが。

しかしながら同じジャンルでも毎クールチェックする理由は「盾の勇者の成り上がり」のような「当たり」も見つけられるからなんですよ。

自分の気に入っている「転生したらスライムだった件」「無職転生」「Re:ゼロから始める異世界生活」なんか共通していますが主人公以外のキャラも立っていて物語の展開も魅せてくれるのです。

安易だと感じてしまう作品についてはあまりに主人公以外のキャラが主人公を賞賛するための「駒」でしかないように見えてしまうのが非常に残念で作品として僕自身は魅力を感じる事が出来ないのです。


「新しい上司はど天然」★★★

観ていて周囲が癒されてしまう程主人公である桃瀬の上司である白崎が魅力的でそれだけでなくちゃんと仕事が出来て部下に対しても真摯なバランスが
安定した面白さを見せてくれる作品。

その流れの中で桃瀬の過去のトラウマ(前会社の上司(黒野)のパラハラ)はもはや犯罪レベルなので笑えないのですがこのトラウマを桃瀬が乗り越えるためにあらゆる場面で回想が流れていたと思います。

しかしながらその場面(壊れたスマホを変えた事がキッカケで着信拒否設定が戻った事により電話する事になってしまった)で散々暴言を浴びせた挙句「家におしかける」台詞は正直ドン引きでした。

いくら桃瀬がこの過去を乗り越えるにしても人物設定がありえない(いや、実際いるとは思うんですけど)のですがこの作品の雰囲気からはちょっと違和感でした。

同じく過去のパワハラがキッカケで転職してきた金城も、桃瀬の前段として過去を乗り越える事が出来たのですがその上司である灰島はあくまで体育会系的なノリで金城が退職の際に伝えたら何も言えなくなってしまい反省している様子がありまだ救いがありましたが桃瀬の場合ももう少しその点があっても良かったと思います。

黒野の真逆である白崎の魅力を引き出すためとはいえちょっとこの場面で個人的に冷めてしまったのは残念。


「ミギとダリ」★★★★

過去に母親を亡くした双子の兄弟であるミギとダリが老夫婦の養子となり母を殺した犯人を捜し復讐するというストーリーではありますがミステリー要素がありながらあくまで一人の養子として二人で協力しながら真相を探る展開があまりにシュールで緊迫する中でもクスリと笑える作品です。

以前観た「坂本ですが?」でも感じましたが物語のキャラ的にもストーリー的にシュールさを出しながらも割と抑えた作風で極端に展開するのではなくじっくり観られる作品だなと思いました。

それ故に作者である佐野菜見先生の急逝には驚きとともに新たな作品を観られない切なさを感じた作品でありました。

改めてご冥福をお祈りいたします。


「ゴブリンスレイヤーⅡ」★★★★

ゴブリンというと自分の古い記憶の中でもファンタジー作品(ゲーム含む)でも序盤に出てくる雑魚モンスターのイメージでしかなく最近の異世界転生モノやファンタジー作品でも普通に出てくるモンスターで、あくまでもその世界観の中での弱い部類のキャラという認識です。

この作品はそのゴブリン「のみ」を討伐し続ける「ゴブリンスレイヤー」の物語ではありますが1期でもそうですが集団で現れ、冒険者が舐めてかかるとその狡猾さ、残虐さで虐殺されたり凌辱されたりとそのゴブリンの性質を思う存分出していて思わずドン引きでした(苦笑)

しかしながら普段から無口で淡々と討伐するゴブリンスレイヤーやパーティーである神官やエルフ、ドワーフ、リザードマンのそれぞれのキャラが立っておりその掛け合いやゴブリン討伐など見応えがある展開が好きですね。

登場する敵が基本的に全てゴブリンのみなのにこんなに面白いのはキャラがちゃんと描かれているからなんだなぁと思いますがゴブリンはその行動も倒される姿も結構「エグイ」のでそれは中々慣れませんが(苦笑)


「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」★★★

元々作画が良い作品なので出てくるヒロインの可愛らしい仕草や表情なんかも観るだけで素晴らしいですし主人公である恋太郎は基本的に誠実なので彼女たちの為の行動や台詞はシリアスな場面ではラブコメでありがちなどちらつかずの主人公とは違う好印象を持っています。

しかしながらボケとツッコミの部分は最後まで自分には合わなかった・・・というかオッサンの感性では仕方がないのかもしれません、アニメや漫画はオッサンになっても観ていますがどんな人気作品でもついていけない事も多くなってきていますし・・・・。

アニメ化を機に原作の方も読んでみましたがその点でハマり切らないのもありましたがこの作画レベルで2期があったりすればそこそこ楽しめるなとは思いました。


「葬送のフリーレン」★★★★

序盤の感想でこの作品の雰囲気というかフリーレンと勇者であるヒンメル達との関わりが「夏目友人帳」を思い起こすと書きましたがフリーレンの旅を観ていると途中で出会うフェルンやシュタルク達と共に過去に一緒に旅をしたハイターやアイゼンの思いを回想と共に見られてしみじみと楽しめる作品だなと思いました、その感覚は僕的には「夏目友人帳」と一緒です。

その旅の流れでこういう旅が淡々と、だけど味わい深く続いていくのかと思いきや「魔族」との戦いもありそのアクション作画も力が入っており全体的な「静と動」の流れもあってさらに楽しめるという嬉しさもありました。

こういう作品は何クール観ていても飽きず面白いので「夏目友人帳」と同じように長く観ていたい作品ですね。


「はめつのおうこく」★★★

観始めた時から人間が一方的に魔女を虐殺するのか、そこまで魔女が人間に対して虐殺されるのか分からないという思いでいましたが魔女側も人間に対して友好的ではない、相反する関係だったのでお互い殺し合う中で心を痛めるドロカが印象的に映りました。

人間、魔女共に虐殺される映像がグロくてキツイとは思ったのですがやはりドロカのようにどちらかではなく平和を望むキャラが少ないので正直なところ主人公であるアドニスにも敵側にもあまり感情移入が出来ないのが残念だったなぁと思いました。

科学が発展し魔女の力が不要になってそれを排除するというのは分かるのですがその経緯をもう少し描いてくれればなぁと思いました。


「オーバーテイク!」★★★

・作画も背景描写も肝となるレースシーンも作り込まれていて迫力がありました。またメインキャラクターである悠、孝哉やライバルとなる早月、俊軌に関して抱えている事に対する乗り越えの描写が丁寧でした。

特に孝哉については人物を撮れない理由として過去の震災が理由にあるという重い部分を抱えているところでそれを乗り越える流れは非常に上手いというかしっくりくるというか感動的ではありますが納得感がありました。

他のサブキャラクターも過不足なく掻き切っており1クールアニメとしての完成度は高いと思いました。

ただ・・・僕としてはこの作品は2クールアニメとして観たかったなぁと。前述の通り各キャラやレース―シーンも丁寧に描かれていました、だけどもう少し描いてほしかったという部分もありました。

悠の親友である錮太郎と亜梨子、ベルソリーゾの笑生と太、悠をスポンサーとなってくれた各店舗の人々、他のチームレース等、1クールだけではもったいないくらい深く描き切れる要素があるのにあっさりとしてしまったと僕自身思いました。

是非とも2期を制作してほしい作品です。




「め組の大吾 救国のオレンジ」★★★
「魔法使いの嫁 SEASON2【第2クール】」★★★
「婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む」★★★
「アンダーニンジャ」★★★
「僕らの雨いろプロトコル」★
「MFゴースト」★★★
「ブルバスター」★★★
「柚木さんちの四兄弟。」★★★
「アンデッドアンラック」★★★
「カノジョも彼女 Season 2」★★★
「最果てのパラディン -鉄錆の山の王-」★★★
「東京リベンジャーズ-天竺編-」★★★★
「カミエラビ」★★★
「鴨乃橋ロンの禁断推理 1st Season」★★★
「豚のレバーは加熱しろ」★★
「Dr.STONE -NEW WORLD-(第3期)【第2クール】」★★★★
「冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた」★★★
「経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。」★★★
「星屑テレパス」★★★
「川越ボーイズ・シング」★★
「SPY×FAMILY Season2」★★★★
「暴食のベルセルク」★★
「七つの大罪 黙示録の四騎士」★★★


気に入ったOP、ED曲
「Anytime Anywhere」(「葬送のフリーレン」ED)
(milet)

「」(「」OP)
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