2024年春アニメ序盤感想

「ゆるキャン△ SEASON3」
「この素晴らしい世界に祝福を!3」

両作品とも制作会社や主要スタッフの変更があったりと事前に知らされていて作品の持つ面白さが変わっていたらという懸念はあったのですがどうやらその心配は無用だったようです。

「ゆるキャン」についてもこれまでのシリーズ同様、丁寧な取材に裏付けされた背景美術は更に磨きがかかっている様に思えるしそこにキャラのほのぼのとした掛け合いが乗っかり作品の魅力は制作会社が変わったとしても同様でした。

「このすば」についてはやはりカズマ、アクア、めぐみん、ダクネスの主要キャラが目いっぱいボケとツッコミを繰り返し演じられる声優さんの振り切った演技が乗っかりその魅力は変わりません。

やはり両作品ともアニメで原作人気も高鳴り映画化まで盛り上がったところをみても制作会社や主要スタッフが変わろうとも作品の根幹を抑えているから面白さが変わらないのだと制作会社様のリスペクト、プロ意識に感嘆とするのでした。


「となりの妖怪さん」

人間と妖怪との交流と言うとやはり「夏目友人帳」を思い起こしてしまいますが「夏目友人帳」については主人公の夏目自身は妖怪を視認できるけど周囲は分からないため夏目自身は疎まれているような過去があったのですがこの作品は人間と共に妖怪が共生しているという点が珍しいというか。

一見すると普通に共生しているためお互いが何の悩みもなさそうに見えるのかと思いきや第1話で猫又となった「ぶちお」のように人間の社会に馴染むために苦労したり、主人公である睦実にしても父親の存在が「消えた(?)」ような中でそこの悩みを抱えながら生活している面もあり他の妖怪との交流含めて楽しみな作品です。

後、登場人物の喋り方(方言)を観てどこかで聞いた事があって親しみやすいと思い調べてみたらどうやら舞台設定は県内だし作者のnoho先生の出身も一緒だそうでその部分は非常に嬉しかったです。


「オーイ!とんぼ」

ちょうどこの作品のアニメ化が決まった段階で無料漫画アプリにて作品公開が始まったので軽い気持ちで原作を読み始めたのですがハマっています。

肝となるゴルフ部分は専門用語含め丁寧な解説がありながらもやはり好きな人向けなのかなと入りにくい部分はあるのですが面白いのは主人公の「とんぼ」含めたキャラの描写ですね。

元気で明るく、好奇心旺盛な「とんぼ」に周囲の人物が影響されているところも面白いのですがちゃんと登場人物のゴルフに対する考え、生き方が普遍的な色んな事に対する事が深く、刺さるのでその部分も面白いです。

アニメでは多分「トンボ」が「イガイガ」と島を出るところまで描かれるのではと思います、作品が更に面白くなるのはその先なのでそこまで描いてほしいなぁと思います。


「ただいま、おかえり」

アニメの第1話を観るまでは大体知らない作品についてはキービジュアルとイントロダクション部分しか観ない僕ですがこの作品は何となくBL作品なのかなと思っていました、もしかしたら男性二人で見知らぬ子供を育てる事になったのかな・・・なんて思っていました。

まさか二人の子供だとは思いませんでした、第1話を観て「これはどういう事!?」と驚き、正直若干引いてしまう部分もあり、これはちゃんと作品背景を知らなければと思い調べたら納得は出来ました。

「オメガバース」と言う部分を調べたらと言う意味での納得でしたが中々設定が僕にとっての価値観としてはついていけないのかなという印象で「男女に関係なく妊娠できる世界」・・・、うーーーーーん(苦笑)

ただ、世界観としてはやはり差別がそこには生じておりそこを真正面から受け止める優しさも描かれておりその部分は最近アニメ化されているBLモノと一緒で基本的に興味がない人でも入りやすいのかなと思いました。


「ザ・ファブル」

この作品が放送される前はまずはどこまで描かれるかなと思っていましたが2クールである事と、EDを観ると宇津帆編までが描かれそうな印象ですが原作の長さを考えると最後まで描くのは時期を空けて数クールかけて描くしかないと思いますのでそこは気になるところ。

さて内容面ですが原作での独特なキャラの掛け合いがどこまで描かれるのか気になっていたところですがそんなこと気にならない程、雰囲気が忠実に描かれているなぁと思いました。

後は主人公であるファブル(佐藤明)を演じているのが興津和幸さん、洋子を演じるのが沢城みゆきさん、真黒組若頭である海老原に大塚明夫さんと安定感のある演技をみせてくれ観ていて安心感をもたらしてくれます。


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