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ドラマ観賞記録

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自分が観たドラマの観賞記録でございます
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記事一覧

大河ドラマ「光る君へ」第37話「波紋」

・まひろと道長との関係を赤染衛門に問い詰められたところで前回終わってどうなるか・・・と思いきや、そこまで突っ込まれず・・・しかし「藤式部」の名に微妙な間と反応の倫子、気付いているんだけど内心は穏やかではないのは確かだけどどう思っているんだろうか。 ・まひろの書いた物語を冊子にして一条天皇への土産として女房達総動員で本を作る事に。彰子の表情が本当に明るくなって観ているこちらも嬉しいし表情が良く見えるような髪型となっていた、正直前のような静かな印象な彰子が好みだったので少し残念

大河ドラマ「光る君へ」第36話「待ち望まれた日」

・一条天皇と彰子が結ばれた事でご懐妊、喜ぶ道長と倫子、二人は彰子が中宮になってからすれ違い気味だったので関係が改善すれば嬉しいがまひろは道長と接触が多いから二人の関係を知る可能性がまた高くなる・・・うーん、ちょっと分かっていた展開ではあるが怖いな。 ・彰子はまひろに漢籍の教えを乞う事に、彰子の表情も明るくなってきたし学びたいという思いにまひろも嬉しそう。貧しい子供達に字を教えていた頃の表情で学びたい意欲のある人を喜ぶ姿は「先生」にも見えて微笑ましい、だけど彰子は明らかにまひ

大河ドラマ「光る君へ」第35話「中宮の涙」

・息子の頼通と共に御嶽詣に向かう、その行程は現在の整備された山道でもないし服装も登山ではないから本当に命懸けな印象を受けた、途中断崖絶壁のような場所を登っている場面がロングであったけれど多分、スタントマンを起用したんだろうなぁと思った。 ・その絶壁で足を滑らせた俊賢を頼通が手を差し出し助ける場面があったが思わず「ファイトー!一発!」と一緒じゃないかとツッコんでしまった(苦笑)御嶽詣の厳しさを物語る場面だったけど明らかに構図とか一緒だったんでクスリときてしまった。 ・その中

大河ドラマ「光る君へ」第34話「目覚め」

・京へ押し寄せてきたのは興福寺の僧たち、それらを率いているのは別当である定澄(赤星昇一郎さん)、彼らの要求に対して毅然とした態度で接する道長にカッコ良いなと思っていたけれど対応を除目にて協議する中、押し寄せてきてしまう僧たち焦る道長、検非違使にて対応する事で何とかなったが・・・。 ・興福寺と聞いてピンときたのは中学校の頃の京都、奈良への修学旅行で寄ったからだった、しかしながら歴史的に無知なのはこの頃だった僕としては修学旅行でのスケジュールとして寄った寺という事しか分からなか

大河ドラマ「光る君へ」第33話「式部誕生」

・一条天皇への物語を書くために藤壺にて住み込みで働きながら物語を書く事になったまひろ、「藤式部」と名付けられる事となったが他の女房の伺うような雰囲気に「女の園」だなぁと思ってしまった。 ・というのも自分の職場も女性の比率が多いのだけれど新しく異動されてきたり入社した女性社員の挨拶を聞いている雰囲気がまさにまひろが挨拶した場面と一緒だったのだ(笑) ・まぁ新しい人を受け入れる組織というのは女性や男性は関係ないのだけれど内裏の女房達の雰囲気や会話なんかを観ていると女性特有の表

大河ドラマ「光る君へ」第32話「誰がために書く」

・一条天皇が伊周を陣の定に呼ぶように道長に依頼、難色を示すも動くようにはしたものの・・・まひろの書いた物語についても特に反応なし・・・という訳ではないが一条天皇と道長の関係も倫子と同様亀裂が生じているのが分かりやすい。 ・それにしても伊周も表面上はこれまでの事を反省しているように見えるが呪詛していた事もあり色々道長を貶めようと考えていそう・・・、というか政治上の仕事はドラマ上では一切していないのに表舞台には出られるの、出自の事もあるけど道綱同様すごいなとは思う、勿論皮肉だけ

大河ドラマ「光る君へ」第31話「月の下で」

・道長がまひろの元を訪ねたのは彰子を慰めるため、物語を書いてほしいという願いから、そう簡単に物語は書けないと断るまひろだけど・・・。道長として純粋にまひろの才能を認めていてまひろのため・・・ではないのは明らか、政治的思惑を残している印象。 ・斉信が参内しなくなった公任を訪ねる場面、以前の伊周もそうだけど政治的に参内するって民の為に重要な事だと思うんだけどそういう人に対しての罰則とかないのかなとふと感じてしまう。前回の道長に任せっきりの顕光とか実力はないけど出世している道綱と

大河ドラマ「光る君へ」第30話「つながる言の葉」

・宣孝が亡くなって3年、干ばつに苦しめられる都、雨乞いも意味がなく晴明に助けを求める道長、「陰陽寮」という言葉はこれまでドラマの中で台詞にあったのかも知れなかったが僕は初めて知った。 ・少し調べると1869年まであったというから非常に長い歴史があった事に少し驚いた。陰陽師も有名だし陰陽道とか現代に繋がっているし歴史の深さをこういうドラマの中で感じられるのは自分にとっては新鮮。 ・内裏では道長に頼りっぱなしの右大臣の顕光はドラマ上では存在感が全くなく実力もないような扱い、こ

大河ドラマ「光る君へ」第29話「母として」

・正月の除目の前の受領功過定、為時への評価、ある程度の評価はされるも宋人に対する対応が進んでおらず再任はならず・・・、実資はその誠実さを評価していたが。もう4年も経過していたんだなと思った。 ・というか「除目」や今回初めて知った「受領功過定」、「陣定」もそうなんだけどこの時代からこういう組織的な制度などは、勿論権力闘争の中でもあるけどある程度キッチリしている事に驚いた。 ・ついつい古い時代の事と捉えてしまう無知な僕だけどこういう歴史、史実は現代に繋がっている事を強く感じる

大河ドラマ「光る君へ」第28話「一帝二后」

・「一帝二后」の件を詮子に報告し、一条天皇に文を出してもらうよう頼む道長。前回その一条天皇に自身を否定される事になったから了解しても寂しさの残る表情の詮子は切ない・・・、もしそんな事がなければもっと積極的に道長に協力したのかなと思う。 ・一条天皇の答えは拒否、文を持っていった行成は道長にはぼかした返答をしたが一条天皇と道長との板挟みとなっている感じがちょっと可哀想。一条天皇が迷っているのは道長も分かっているはずだが思う以上に上手く進まないであろう印象が残る。 ・彰子に笛を

大河ドラマ「光る君へ」第27話「宿縁の命」

・偶然に再会するまひろと道長、まひろは宣孝との仲で悩む事もあったし、道長も内裏にいて権力を行使する立場から色んな方面に対応する中での再会だったし、タイミング的にはバッチリなんだけどバッチリ過ぎてちょっとだけご都合主義かなと思ってしまった(苦笑) ・だけど他の登場人物と違って幼少の頃から交流を積み重ねてきた二人を観てきたから久しぶりの会話に観ているこちらも嬉しくなってくるのが不思議。史実上では二人は交わる事がない事が分かっているからこその切なさもある。 ・懐妊した事を知り喜

大河ドラマ「光る君へ」第26話「いけにえの姫」

・災害が続く都に居ながらまひろが住む家は宣孝に財があるため修繕出来るけれど、こういう時って民が非常に苦しんでいる訳だからイチャイチャしている二人を観て少し複雑な気持ち。 ・宣孝には妻は妾がいるけれどドラマ上では一切描かれていないし内裏での働きも一切描かれていないから正直どれだけの人物かは分からないんだよなと思う。史実的にも細かく描かれている訳じゃなかったし、ドラマ上では世渡り上手な面が強調されている。 ・だからこそ一条天皇や道長に伝えられる災害の被害のギャップがある。晴明

大河ドラマ「光る君へ」第25話「決意」

・紙漉きの見学をするまひろと為時、調べると「越前和紙」が有名だとか。生産地としても全国一なんだな、まひろは興味津々だけどこの時代、手紙のやり取りが多かったし読むのも書くのも好きなまひろとしては堪らないんだろうな。 ・しかしながら租税として納められた紙の量が多いため為時が返そうとするも拒否・・・、為時の誠実さから出た言葉で厳しくすると言ってもいずれ帰ってしまう為時ではどうしようもないというのはこれまで越前で生き続けていた人にとっての実感・・・というかそういう闇の深さって現代に

大河ドラマ「光る君へ」第24話「忘れえぬ人」

・宣孝から全てを引き受けると求婚されるまひろ、産まれた時から知っているという事もあるがまひろが慌てて色々言い返しても全く動じず余裕な宣孝との掛け合いが何とも微笑ましい。 ・まひろが想いを寄せているのは道長・・・というのは流石に知らないのだろうけど大人な余裕、まひろと道長の関係というのはお互いを思いやって中々上手くいかない、立場の違いもあってヤキモキするような関係とは全く違ってそこもまた面白い。 ・病床に伏せて伊周の悪夢を見て涙を見せる詮子、この辺りの気弱さは勿論病という事